更新日:2023年06月04日 17:04
ライフ

パチプロが「大腸がん」を告知されて“初めて気づいたこと”。保険未加入で金銭的な焦りも

関係者や仲間のの反応

ミネッチ氏 パチンコ番組で共演した人気女性ライターから「えええ、どういうことなの?」と泣きそうな声で電話があり、そうかと思えば同番組で共演した男性ライターは「大丈夫だ、快気祝いしような」と明るい気持ちにさせてくれた。孤独な稼業であるはずなのに、同業者、YouTuber、雑誌の編集部員などから沢山のメッセージをいただき、勇気を与えるつもりだったのに、逆にもらってしまった。  他にも読者様、視聴者様、医師、闘病中の方からも、励ましやねぎらいの声をいただき、多くの優しさに触れた。そんななかで、心に寄り添うこともできたと思う。

パチプロこそ健康診断に行くべき

 はじめての区民健診に便潜血検査のオプションをつけたおかげで出血がみつかり、紹介状を書いてもらった大型病院で「早期大腸癌」との診断を受けた。この5.5センチのポリープを内視鏡で切除してもらい、2泊3日で退院できたのはラッキーだったともいえる。金額にビクビクしていたけれど、高額医療費制度によって患者負担の上限は57,600円(年収によって変動する)。これに食費を加算し、合計59,440円で済んだのは、想像していた金額よりも遥かに安くてホッとした。 ミネッチ 国民健康保険や社会保険の手厚さはハンパなく、いまは保険証が最強の手札に思える。  個人事業主は健康診断に興味のない方も多く、とくにパチプロは寿命が短い。そんな境遇に身を置き、貴重な経験をしたからこそ、「隠してもダレも浮かばれない」との考えにいたり、こうして経験談を話すことにした。  当たり前なのかもしれないけれど、がんは早期発見できればそんなに怖くはない。だからこそ健康診断は定期的に行ったほうがよくて、不健康な生活を送ってしまいがちなパチプロには特に、早めの健康診断を強く勧めたい。 文/ミネッチ
技術と釘読みで凌ぐパチプロ生活が20年。その稼働内容を、雑誌(パチンコオリジナル実戦術、必勝ガイドMAXなど)に寄稿し始めて10年が経つ。YouTubeの密着シリーズ(パチダンTV)は特に人気があり、70万回再生を超えた。
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