恋愛・結婚

「オレの人生をなんだと思ってんだ!」引きこもり、無職、25歳童貞が“それでもナンパを続けた”ワケ

それでもナンパを続けたワケは?

――なぜそこまでつらい日々でもナンパをやめなかったのですか。 よしさん:女性に復讐しなければと思っていたからです。これまでの人生は、女性からまるで存在しないも同然に扱われてきたから、女性という生き物に復讐したかった。  大学のとき、1度だけ勇気を出して女性に話しかけたことがあります。ノートを取ってなかったので、「ノートの写真を撮らしてください」と。たった写真4~5枚で済むのに、一番前の席の女性に断られ、そのあとも順々に断られました。7人目の女性でようやく写真を撮らしてもらったのですが、見返してみると文字はハングルだった。ノートはなにを書いているかわからないし、その子が優しかったのは留学生だったから。あれが学生時代に女性にがんばってアプローチした最初で最後でしたね。ひとりでも撮らしてくれていたら、もっとちがった学生生活になっていたかもしれません。  ナンパではじめて連絡先教えてくれた人も、一緒に食事してくれた人も外国人でした。外国人に優しくされると、余計に同じ日本人には相手されない自分に虚しさが募ってきて、精神的にかなり落ち込んでいました。そんなとき、出会ったのがナンパ講師の流星さんです。コミュ障童貞の僕を連れ、キャバ嬢を足止めし、15分かけて説得し、バーに連れ出す。1対1でも難しいのに、すごいですよね。それから街で会うと無料で指導してくれ、服のアドバイス、会話の進め方など教えてくれ、少しずつですが皮がむけてきて、1か月後にはじめて女性を抱きました。

童貞から1年で女性70人を抱くまでに

よしさん

美女を抱きまくっていた頃のよしさん(よしさん提供)

――童貞を卒業し、心境に変化はありましたか。 よしさん:ないです。終わるとすぐにホテルを出ました。30分ぐらいです。一応、連絡先を訊いたのですが、「そういうのは私やっていないから」と拒否されましたね。だから名前も知りませんし、童貞卒業の喜びもとくにありません。ただ事実として覚えているだけです。 ――ストリートナンパはいつまで続けたのですか。 よしさん:その後、彼女が出来たりして間が空きましたが、活動期間1年で70人ほど抱いてきました。それからは、自分からアプローチしなくても、相手が寄ってくる方法はないかと考え、女性を“悦ばせる”技術をまとめたブログ開設にいたりました。  はじめて1か月ぐらいで5人の応募がありました。女子大生も2人いて、それが結構かわいいんですよ。女の子の動画を編集し、ブログにアップすることで、また新しい女の子がどんどん応募してくるという循環ができました。元アイドルも来ましたね。港区女子やキャバ嬢などハイスペックな女性からも連絡があり、会ったその日にホテルにいって、体験してもらう流れで、どんどんと女性経験は増えていきました。 <取材・文/柏木隆之介>
編集プロダクション、出版社を経て独立。ビジネス系からカルチャー系まで多岐にわたって執筆する。趣味は映画観賞、自伝研究、筋トレ
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