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「飲食店を開業したいのに“銀行融資が通らない人”」に実は共通している5つの特徴

③事業計画の数字にリアリティがない

起業イメージ 融資の怖いところは、1回審査でNGが出ると、同じ金融機関では10カ月は再び審査を申し込めない点。安易に何度も審査をお願いできない以上、最初の審査に臨む際にできるだけ準備は万端にしておくべきです。  なかでも重要なのが事業計画書です。「5カ月以内には月間売上を黒字にできているか」「売上目標は実現可能か」「そこで書かれた数字は、見込み客や単価に基づいたリアルな数字か」などのポイントをきちんと確認してから提出しましょう。

④必要経費以上の融資を受けようとする

 融資は事業資金として受けるものです。あくまで「起業に必要な金額」しか借りることはできません。そのため、必要経費以上の融資を受けようとすると、通らない可能性が高くなります。  以前、コンサル会社を起業したいという方がいらっしゃいました。その方は、500万円もの自己資金を用意し、元大手のコンサル出身と経歴も申し分ない。はたから見たら完璧な自己資金と経歴でしたが、その方が1千万円の融資を申し込んだところ、融資はおりませんでした。  その理由は、コンサル業は初期コストが少ない事業だからです。その方は「SEO対策にお金がかかるし、予備資金がないと不安だから」という理由で審査に臨みましたが、SEO対策に1千万円もかかるとは思えません。いかに条件が完璧でも、資金の用途が明確でない場合は、融資は受けられないことを覚えておきましょう。
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実績がなくても融資を受けられた例も
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1985年生まれ。株式会社経営サポートプラスアルファホールディングス グループ代表。企業経営者にプラスアルファとなる価値を提供するために税理士法人、行政書士法人などを含む6社以上のグループ会社を経営している。法人化相談から会社設立のサポート、顧問税理士サービスとして税金、会計のサポートを行い、資金調達の一貫として内装工事リース株式会社の運営も行っている。

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