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「飲食店を開業したいのに“銀行融資が通らない人”」に実は共通している5つの特徴

⑤企業に属する会社員である

起業イメージ 会社員の方が融資を受けようと試みても、銀行では「会社をお辞めになってからきてください」と断られることが多くあります。その理由は、仮に副業禁止の会社の場合は、副業を辞めさせられる恐れがあるからです。そうなると当然事業は継続できなくなるので、資金を融資した金融機関にはリスクとなります。  ただ、昨今は副業解禁も進んでいるので、会社員の起業も珍しくなくなりました。そのため、会社側が副業をOKしている証明書類を銀行に提出できれば、ほかの自営業者と同じように融資を受けられるようになっています。会社員の方で融資を考えている方は、ぜひ会社の規定を確認してみてください。

実績がなくても見込み客がいれば可能性あり

 以上の5つが「銀行融資がおりにくい人の特徴」です。ただ例外として、仮に実績がなく自己資金が少なくても、見込み客がいることをアピールできれば融資がおりることもあります。  以前、20代のパティシエの方が起業の相談にいらっしゃいました。最初に話を聞いた段階では、私自身「まだ20代で実績もないから審査に通らないのでは」と心配していました。しかしその方は、開業前からInstagramをスタートし、ご自身の作るケーキや作る工程をアップしていくと、たった1か月でフォロワーが1万人超えとなり、見事に実績の一つを作ることに成功したのです。その結果、銀行からは「それだけフォロワーが多いなら見込み客も大勢いるはず」と判断され、無事に融資を受けることができました。
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銀行審査に落ちても融資を受けられる方法
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1985年生まれ。株式会社経営サポートプラスアルファホールディングス グループ代表。企業経営者にプラスアルファとなる価値を提供するために税理士法人、行政書士法人などを含む6社以上のグループ会社を経営している。法人化相談から会社設立のサポート、顧問税理士サービスとして税金、会計のサポートを行い、資金調達の一貫として内装工事リース株式会社の運営も行っている。

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