広末涼子「流出ラブレター」に見える“無邪気さ”と“傲慢さ”のギャップがキツいワケ
文/椎名基樹
日本中をざわつかせるほどの唯一無二な美少女人生を幼いときから歩んでいたら、一般人とは違う感性・価値観が育つのではないだろうか。流出した広末涼子の交換日記、謝罪文を読んで、やはりとてもユニークなパーソナリティを感じた。広末涼子のまるで少女のような人間性に驚いた。そして、少女は無邪気で、ゆえに他意なく傲慢だと思った。
同世代の男女ともに憧れを抱いた広末涼子の魅力
時代時代に、世間をざわつかせる美少女がいる。広末涼子の前には宮沢りえがいた。現在は広瀬すずがその筆頭だろう。しかし2人とも顔立ちが濃く、ほとんどの日本人女子にとって、自分と重なり合わせるには無理を感じてしまうのではないだろうか。 その点、広末涼子は和風な顔立ち、高知県出身、ボーイッシュなショートカット、学校制服が似合う透明感と、同世代の同性が「あのような女性になりたい」と感じ、男子は「あんな彼女がいたらなぁ」と感じられるスペックであったと思う。そういう点で、世間を騒がせた震度は広末涼子の方が大きかったのではないだろうか。
広末涼子の文章から見えた「無邪気さと傲慢さ」
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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