恋愛・結婚

30歳女性と47歳男性の“年の差”夫婦。新婚早々、夫がフィリピンに赴任「浮気よりも心配なのが…」

周囲から「精子バンク」をすすめられてイラッ

人生設計・ライフプランを考える  真理さんは「浮気以上に心配していることがある」という。これは、年の差婚ならではの悩みかもしれない。 「やっぱり早く死んじゃうことが不安ですね」(真理さん) 「2日に1回くらい、その話ばっかりするんですよ。だから僕は『人生100年時代だから』と毎回言うようにしています。僕が90歳になった時、彼女は73歳。そう考えると、大丈夫な気がしてきませんか?」(隆さん)  隆さんは口先だけでなく、フィリピンのスーパーフード「モリンガ」を日々摂り入れるなどして健康にも気を遣い、彼女を安心させるための努力をしている。その甲斐あってか白髪もなく若く見える隆さんだが、周囲はそれでも年齢差を気にするようで……。 「言われていちばん嫌だったのが、『精子バンクに保存したほうがいいよ』って。私のことを心配して言ってくれたのはわかるんですけど、裏を返せば、“年の差があると子供はできない”と思われているんだなと」(真理さん)  もともと子供のことはあまり考えていなかった隆さんだが、真理さんの強い希望で将来的には子供を持つことを視野にいれている。 「石田純一も頑張って子どもができていますし、自分も大丈夫かなって。だから精子バンクは考えていません」(隆さん)  体力面でも特に衰えを感じてはおらず、一緒にでかけるとむしろ真理さんの方がバテてしまうこともあるほど。 「子供が生まれたら体力の限界を感じることはあるかもしれませんね。それより心配だったのはお金です。今すぐに生まれても子どもが成人する頃には僕は68歳。不安もあってFPの方に家計のシミュレーションをしてもらいました」(隆さん)  隆さんは平均よりも年収が高いものの、FPに指摘されたのは「今の年収よりも、あと何年働けるかが大事」ということ。そこで会社の定年後も働き続けることができるように、さらなる資格取得のために勉強をしているという。

年の差は関係ない

「年の差について心配されることもありますが、年の差婚で良かったことの方が多いですよ。喧嘩して『くそじじい!』とか言うこともありますけどね(笑)。そういう時も彼はさりげなくスルーしてくれます」(真理さん)  隆さんと真理さんの話を聞いていると、結婚は相手の年齢ではなく「その人との相性次第」なのだと思えてくる。居心地の良さや安心感が大切なのかもしれない。 <取材・文/松本果歩、編集/藤井厚年>
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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