恋愛・結婚

「ワキガも素敵な個性」“彼女のニオイの虜”になってしまった男のノロケ話

ルックス、収入、家柄……など、例えば「自分には不釣り合い」とも思える人と付き合うことができたとしたら、多少のマイナスポイントは気にならなくなるのではないでしょうか。 まさにそんな境遇なのが、会社員の津田圭一さん(仮名・27歳)で、ワキガの女性と交際しているうちに「ニオイに耐性がついてきた」と豪語します。
女性 わき

画像はイメージです

香ばしいニオイが漂っている?

津田さんは後輩の女性社員に恋心を抱き、積極的にアプローチをしていったのだとか。 「入ってきたときからかわいいと思っていて、とにかくお近づきになりたいなと思っていました。積極的に距離を詰めていったことが功を奏し、幸いにも良好な関係を築くことができました」 「自分のルックスは良いわけではない」と謙遜する津田さんですが、仕事に関して親身にアドバイスをしたり、誕生日に不自然でない範囲でのプレゼントを用意したりと、地道な努力を重ねていきます。そうこうして徐々に仲良くなった津田さんとMさんでしたが、距離が近づくにつれ彼女に対してとある違和感を覚えるようになったといいます。物理的に接近した際、香辛料のような独特な香ばしいニオイが漂っているような気がしたんです。それとなく同僚社員に聞いてみると、どうやら席が近い人は感づいていたようで……」

どうすればニオイを自覚してもらえるか…

高嶺の花であったMさんからそんなニオイがするはずがない……。津田さんは困惑しますが、それでも想いが消えることはなく、アプローチを続けていったそうです。 「なんとか独特のニオイを放っていると自覚させようと知恵を絞りました。直球勝負というワケにもいきませんから、慎重に策を練る必要があります。考えついたのは、自分が香水をつけて自然とニオイについての話題になるように仕向けること。実践してみたところ、全然食いついてもらえず話自体まったく盛り上がりませんでした。そればかりか、『私の香水が臭い』とMさんや同僚に注意されてしまう始末で……。大失敗でした」
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むしろ“ニオイの虜”になってしまった
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複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など
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