恋愛・結婚

「ワキガも素敵な個性」“彼女のニオイの虜”になってしまった男のノロケ話

むしろ“ニオイの虜”になってしまった

津田さんはさらにこう話します。 「彼女は天然系というか、かなり鈍感。何をやっても気づいてもらえませんでしたね……。結論から言うと、ワキガを解消させる作戦は諦めました」 ニオイ以外の要素は完璧ともいえる彼女。もはやワキガなど些末なポイントに思え、問題を目をつむってでも意を決して告白することに。幸いにもOKの返事がもらえ、めでたく交際することに。付き合っていくうちにそれまでは想像もしえなかった発見がありました。 「むしろ、素敵な個性だと思うようになりましたね。それどころか、自分から積極的に嗅ぎにいくようになりました。いつの間にか、あの独特なニオイが好きになっていたんです」 パーソナルな部分に触れていくうちに“ニオイの震源地”も判明していったようです……。 「彼女は風呂が嫌いなんですよ。シャワーを浴びることも『面倒だ』といって、体を流さないときも……。それがニオイに繋がっていたんだろうと。それが分かった時も、あえてなにも言いませんでした。今ではニオイがクセになってしまい、洗い流されると物足りないと感じています。一種の中毒かもしれませんね」 ===== 愛の形は千差万別。赤の他人が口を出すのは野暮でしょう。しかし、人一倍嗅覚が敏感な筆者からすると、とても真似できないなと思ってしまった次第です。 <TEXT/佐藤俊治>
複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など
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