いよいよ当日を迎えた2人。慎介さんは少しランクが上のレンタカーを準備し、都内から高速道路に乗ってホテルに向います。無事ホテルに到着すると、早速、人気のアトラクションがある屋内プール施設に行くことになったそうです。 「今回の最大の目的は”ウォータースライダー”なんです。ただ、平日を狙って行ったんですが、結構混んでいて待ち時間も30分ほどありました。このアトラクションはSNSでもかなりの評判で、瑞希も一番の楽しみにしていたんです。ま、僕はゴール地点で瑞希のベストショット撮影係ですけどね」 　しばらく待っていると「シュー！ バシャ！ バシャ！ ザブン」という音とともに、瑞希さんが悲鳴を上げながら滑り降りてきました。 「僕は必死に最高の1枚を撮影しようとゴール地点で仁王立ちしていたんです。そうしたら、近くにいた男の子が『お姉ちゃん、オッパイ！』と叫ぶじゃないですか。僕は撮影に必死で何のことかさっぱりわかりませんでした」 　なんと、あまりにも乱れ狂う水流と水圧でビキニのバスト部分がめくれ上がり、バストが丸出しになっていたと言います。 「ようやく事態が把握できたんです。僕は必死に『瑞希、瑞希！ ムネ、ムネ！』と近寄りながら叫びました。とにかく必死でした。少ししてからようやく瑞希も気づいてくれて胸を両手で覆ってくれて……。ほんと、神様ーって心の中で叫びましたよ」 　とりあえず、瑞希さんの肩を持ちその場から逃げるように立ち去った慎介さん。