恋愛・結婚

真夏の浜辺で彼女と日光浴。29歳男性になぜか“突き刺さる視線”のワケは

周囲のざわめきと突き刺さる視線

 美咲さんはただのスキンシップだと思っていたそうですが、夢心地の健さんは現実と夢の世界が交互に重なり合い、少し良からぬ気持ちになっていたようです。美咲さんはあいかわらず左手で健さんにボディタッチし、右手でスマホを見ていたそうですが、なんとなく周囲の視線を感じていたと言います。 「なんか周囲から『ほらあれ見ろよ』とか『え、まじで。ヤバ』などの声が聞こえてきたんです。僕はサングラスごしに目をつぶっていたのですが、なんか周囲から視線をあびているような気がしたので、眩しさを我慢しながら目を開けたんです。そうしたら、まわりの人たちの視線が僕の下半身に向いているような気がしたんです」  その時点では、今何が起こっているのか、周りがなぜ自分のほうに視線を送っているのかに検討がつかなかったという健さん。しかし、次の瞬間ある事に気づいたそうです。 「美咲が耳元で『ねぇ、下、パンツのとこ』と言ったんです。最初は何言ってんだ?と思ったのですが、言われるがまま下の方、すなわち下半身に目をやったんです。すると、見えてはいけないモノが顔を出していたのです。すぐに水着のパンツをおへその方まで引っ張りましたよ!」

彼女のファインプレーでカモフラージュ

水着 こともあろうに、健さんは特段泳ぎが上手でもないのに競泳水着をはいていたそうです。 「美咲がとっさの判断でバスタオルをかけてくれたんです。でも、すでに周囲には人だかりができていて、身動きが取れない状況でした。どうすることもできずに、僕たちは大きなバスタオルを仲良く被ってサングラス状態でしばらくそのままフリーズしていました」  不可抗力とはいえ、視線を浴びた原因を作ったのは健さんに他なりません。見物人の中からは「公然わいせつ?」というワードも聞こえてきたそうです。 「いやあ、こんなこと初めてでしたし、まさかあんなことが起きるなんて想像もしてませんでした。美咲のフォローはありましたが、ひと通り騒ぎが収まったあと『サイテー』と一言言われて先に車へ戻っていきましたよ。ビーチに来るまでは完璧だったんですけどね」  またもやその年も美咲さんに借りを作ってしまった健さん。一体いつになったら満足のいく海水浴が楽しめるのでしょうか。次回こそはうまくいってほしいですね。 <TEXT/ベルクちゃん>
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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