恋愛・結婚

海の家でアルバイトした大学生が「モテる」ようになっても全然嬉しくないワケ

 7月も半ばを過ぎて、SNSでは「海に行った!」「久々の海の家!」などという投稿を目にする。海といえば、男女の“出会い”というイメージだが、むしろ海をキッカケに恋人を失ってしまった人もいる。

夏休みの悲劇「2年ぶりに彼女ができて浮かれていたら…」

海

※写真はイメージです。以下同

 現役大学生の平野謙さん(21歳・仮名)は夏休みの真っ最中にフラれてしまったようだ。 「去年、2年ぶりに彼女ができて浮かれていたんですよ。コロナ禍で大学はリモートが多かったし、バイトもリモートの家庭教師だったので出会いがなかった。やっとできた彼女だったのに〜」  彼女は平野さんの1歳年下の専門学生。2人はマッチングアプリで出会った。 「もうプロフィールの時点でめっちゃ可愛くて、実際に会ってみてもぜんぜん写真詐欺じゃなかったのでグイグイ押して押して(笑)。向こうも2週間くらいで『負けた〜』と笑いながらOKしてくれました」

彼女は「“細マッチョで健康的な色黒”が好き」

 平野さんが色白インテリ系の見た目なのに対して、彼女はみちょぱのようなギャル系。 「見た目は気にしないとは言われましたが、ギャル男とまではいかなくても“細マッチョで健康的な色黒”が好きって話していたので、僕は彼女のためにイメチェンを決意しました」  だが、日焼けサロンに通うのは抵抗があり、自身の服装にもあまりお金をかけたくなかったという。 「彼女は海が好きだというので、海外はきついけど沖縄くらいは連れていってあげたいな、と思ったんです。だから、彼女好みにはなりたいけど、旅費を貯めたいから出費は抑えたくて」  そこで平野さんは、友人と住み込みで海の家でアルバイトをすることにした。 「時給は微妙だけど、住み込みで3食つくので出費が少ない。それに、自然に日焼けができるし、積極的に重たいものを持つようにしたら、細マッチョはいけるかもしれない。まさに一石二鳥だな、と」
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海の家でアルバイトした結果…
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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