突然の大雨で悲劇が…「口もききたくない!」夫婦仲が最悪になった引っ越し
生きていると腹の立つこともあるとは思うが、そんなときこそ冷静になり、自分の言動が引き起こすリスクも考慮しておく必要があるかもしれない。そんな状況をリアルに体験したのが、時任正志さん(仮名・43歳)。
正志さんは、妻のA子(44歳)さんと力を合わせ、念願のマイホームを購入した。定年後も続くローンには不安もあったが、建物自体は小さくても庭付きの夢にまでみたマイホーム。住んでいたマンションの退去日や引っ越しの日も決まり、あとは荷造りだけとなった。
「ところが、家を購入するまではあんなに積極的だったA子が仕事を優先するようになってしまいます。どうやら、仕事とマイホーム計画の両立に疲れてしまったようでした。引っ越しの日が近づいているのに、仕事が忙しいからとまったく片付ける様子がありません」
ただ、A子さんが忙しいのは結婚当初から。朝は早くから正志さんとA子さんの弁当と朝ご飯を作り、帰宅は深夜という日も多かった。そのため、リビングや寝室の片づけと洗濯、そして夕食作りは正志さんの担当。
「A子の事情もよくわかっていたので、僕も荷造りを手伝っていました。けれど、『それは、そこじゃない』『それといっしょにしないで』など、とにかく注文が多い。そのため、途中からは手伝わなくなってしまいました」
けれど放置していたら、そのまんま。片付けようとする素振りもない。注意をすると、残業続きで不機嫌だったのか大ゲンカになり埒が明かなくなったため、正志さんは強硬手段に出るしかないと決意。
「休日出勤中のA子に『引っ越しは3日後なのに、全然荷造りが進んでいない。とにかくこのままだと引っ越しができないので、いったん僕が全部片づけます。A子が大変なのもわかるけど、やらなくちゃいけないことはきちんとやってほしい』と連絡しました」
念願のマイホームへの引っ越し
妻A子の荷造りが進まない!
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意
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