モルディブの国教はイスラム教、100％ムスリムの国です。そのため現地の人が住むローカル島に滞在する際には、ツーリストといえども知っておかなければならないことがあります。 １.お酒は厳禁 　イスラム教ではアルコールはハラーム（宗教上禁じられているもの）なので、ローカル島での飲酒はできません。販売も無く、持ち込みも禁止されています。 ２.ビーチでのビキニは禁止 　イスラム教には、自身を守るため女性は肌の露出を控えるようにとの教えがあります。そのため、ローカル島内のビーチでのビキニは原則禁止となっています（一部ビキニ着用が可能なビーチがある島もあります）。 ３.ラマダンがある 　1年に1回、1ヶ月間ほどラマダン（断食月）があります。日の出から日の入りまで、現地の人は飲食を断ちます。この期間、首都マレを含むローカル島のレストランのほとんどは日中クローズとなります。宿泊施設内での飲食提供は通常通りのところが多く個人商店もオープンしているため、特に困ることはありませんが、少し不便を感じることがあるかもしれません。 　＊　＊　＊ 　一度は行ってみたいといわれるモルディブ。新しい旅のスタイル「ローカル島滞在」で、乱舞するマンタと一緒に泳ぐ感動体験。次回の海外旅行の目的地として検討してみてはいかがでしょうか。 ＜文／重谷泰奈＞世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。