更新日:2012年04月17日 18:40
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「首相官邸HP費用への批判」ひろゆきが疑問視

 ひろゆき氏が週刊SPA!連載『ネット炎上観察記』(4/17発売号)で、「国会図書館は叩かれないが、首相官邸は叩かれる不思議」として、首相官邸のHPリニューアル費用への批難に疑問を抱いている。
首相官邸ホームページ

首相官邸ホームページ

 同HPは、今まで各省庁が個別に発信していた政策情報を一括検索できる機能や、子供向けサイトを新設するなどリニューアル。その費用は4500万円ともいわれ、ネット上では「税金無駄使いすんな!!」など批判的なコメントが溢れている。  しかし、幾多のWEBサービスを立ちあげてきた、ひろゆき氏は、 「首相官邸HPのリニューアル費用が膨大だとか言われているみたいですけど、おいらはそう思わないんですよね」 「大企業のHPは500万円で作れることもあれば、数千万円かかることもあります」 「どのレベルまで作るのかによってだいぶ変わってくる」  と、ページのレベル如何では納得の様子。また、その出来栄えを把握すべく問題となっている同HPにも訪問、自ら機能を検証したところ、検索も通常ページだけでなくPDFも含まれていたり、「法務省には検索結果があるけど、内閣法制局ではない」とか、省庁ごとの結果が色分けで表示されるので省庁ごとの絞込みをしたり各府省の文書を検索するのに便利なように作られていると、その充実度を感じたのだとか。  たしかに、アルファベットで、「indo」と入力すると、カタカナで「インド」という候補が出てくるだけでなく、その「インド」を選択すると、「政策」や「協定」などの関連ワードが現れ、候補の文書がサムネイル付きで出てきたりするなど、ユーザーが使いやすいように作られてもいる。  また、明治29年に改正された国債証券買入銷却法の改正案の書類をスキャンしたものが出てくることや、それらのデータを「新旧対照条文一覧」へのリンクに関連付けるなど。わかっている人が編集しているとし、費用がかかってしまうこともしょうがないと感じている。 とはいえ、そもそも首相官邸のHPをここまで深い作りにする必要があるのか?  ひろゆき氏は、「一生のうちに国会図書館に行かない人は多いですけど、だからといって国会図書館が必要ないってことにはならない」と答え、その理由を本誌で語っているようだ。<文/週刊SPA!編集部>
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

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