仕事

「太っている」からこそ価値が高まる、意外な職業5選

②アパレル店員・デザイナー

Mr.Babe

※写真は、Webマガジン「Mr.Babe」より

 上記でご紹介したモデルや俳優さん同様、アパレル業界にも「デブ」が必要とされています。  簡単に言えば、洋服屋さんに買いに行った際、オシャレなブランドであればあるほど、「自分の体型に合う洋服あるのかな……」と不安になるはずです。そこで接客してくる店員さんがスタイル抜群のイケメンばかりでは尚更です。  私の体験としては、そんな場面では「この店員さん、絶対にオレのことデブだと思ってるし、“あんたに合うサイズの洋服はこの店には無いよ”なんて心のなかで思ってるんだろうな……」なんて、卑屈にも考えてしまうことがありました。  もしもそこで太った愛想が良い店員さんが接客してくれたとしたらどうでしょう。「この店員さんも太っているからオレの気持ちもわかってくれそうだし、洋服のサイズ感などの細かな悩みも聞いてくれそう」と思えたりするのです。  また、洋服のデザインなども同様で、「Mr.Babe」ではアパレルブランド様とコラボ商品をつくらせていただいた機会もあるのですが、ブランドのデザイナーさんが普通体型の場合、「オーバーサイズの方ってこういう部分に悩んでいたんですね……」と、デブに求められているディテールがわからないケースも少なくありませんでした。  だからこそ、うちとのコラボではあるんですが。我々はそのストレスを解消するためにモデルさんたちを連れていき、洋服のサンプルを試着をしてもらい、ダメな部分や着心地の感想などをデザイナーさんにフィードバックし、「デブあるある」的な部分を修正してもらう。その結果、デブがストレスを感じにくい商品が販売されたりしております。  もしもブランド側にポッチャリ体型の方がいらっしゃれば、間違いなくデブのニーズに近い商品がつくれると思います。「デブのポテンシャル」を活かせる職業のひとつと言えるのではないでしょうか。

③整体師・マッサージ師

マッサージ

※写真はイメージです

 最近では格安でマッサージをしてくれるお店が増えてきましたが、こちらの業界でも普通体型よりもポッチャリ系のほうが有利な側面もあります。  以前、私の知人で体重98キロの整体師に「1日に何人もマッサージするのは大変でしょう?」という質問をしてみたところ、こう言っていました。 「実は、そんなことないんですよ。というか、私くらい体重があると、指先に力を入れなくても全身を使ってラクに押すことができます。こっちとしては軽く押している、なんなら撫でているぐらいの感覚でも、お客様としてはじゅうぶんだったりします」    確かに指先だけで押そうとすれば、すぐに疲れてしまいますが、体重を乗せてツボを押すことでより力が入り、ツボを刺激できます。お客様の満足度も上がると言うのもうなずけますね。まさにデブのポテンシャルを活かせる天職と言えるかもしれません。
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今の時代にハマるデブ向きの仕事
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渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914

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