エンタメ

“タトゥーだらけのイケオジ経営者”に騒動後の変化を直撃「僕、一途なんですよ」

 今年6月、SNSに投稿された1本の動画が話題を呼んだ。ハーレーに乗った全身タトゥーだらけのイケメンが映るストリートスナップだ。いかつい見た目でありながら、優しく受け答えする彼の姿は、ネットユーザーの心をわしづかみに。Twitter(現X)でインフルエンサーによって拡散されたこともあり、瞬く間に「謎のイケオジ」として注目を集めた。
謎のイケオジ

フォトグラファーの九州男さんが撮影した写真が「謎のイケオジ」としてSNSで大きな話題に/※提供写真

 窪塚洋介似とも言われる彼はいったい何者なのか。どうやら、関西を中心に飲食店やデザイン会社をやっている経営者らしい。さらには、“ビリギャル”女優との交際報道でも一躍有名人に……。  その正体に迫るべく本人に突撃取材したところ、バズった後の変化について語ってくれた。

「イケオジ」の正体は実業家

 SNSで話題となった「イケオジ」の正体は、大阪府在住の森下直哉さん(35歳)。実業家として、レストラン3店、デザイン会社、工務店、アンティーク家具やカスタムカーの輸入販売を行っている。  YouTubeチャンネル「シガナイチャンネル / イケオジたちのシガナイ日常」を運営するYouTuberでもあり、もともと一部界隈では人気があった人物だ。  一連の騒動について、その裏側を聞いてみると……。 「ストリートスナップの動画は、投稿者の九州男くんに声をかけられて撮影したものです。最初はインスタでバズって、次にTikTokでバズったのかな。僕はTwitter(現X)をやっていないので、そっちでインフルエンサーの人に取り上げられているのは知りませんでした」  森下さんが注目を浴びるきっかけとなった動画を撮った九州男(くすお)さん(Instagram:@kusuo_0226)は、大阪を中心に活動しているフォトグラファー。街や人の魅力を伝えるため、スナップ写真を撮っている。森下さんに声をかけた理由について、こう語ってくれた。 「アメ村でハーレーに乗って爆音を鳴らしている姿を見た瞬間、ビビッときて、気付いたら本能的に声をかけていました。まるで映画の主人公が目の前にいるようで、撮り終えた瞬間、『九州男のストリートスナップの最高傑作になるな』と震えました」(九州男さん談)  その直感の通り、颯爽とハーレーを乗りこなし、撮影に気さくに応じる森下さんの姿に、ネットユーザーからは「カッコイイ」「窪塚洋介に似ている」「センスの塊」などの声が寄せられた。

いきなりの注目で、ストレスからヘルペスだらけに…

森下直哉

SNSで大きな話題を呼んだ森下直哉さん(35歳)

 森下さんのインスタフォロワー数は、4万人から12万人に増え、現在は16万人を超えている。多くの人に注目されるようになり、生活にも影響が出るようになったという。 「いちばんの変化は、認知度が広がったことですね。僕自身は世間の目を気にしない生き方をしてきたんですが、さすがにここまでバズると気にならないわけがなくて……街を歩いていても、人に声をかけられる機会が増えました」  住まいがある大阪はもちろん、地元の滋賀県や隣県の京都府などに赴いた際にも、呼び止められる機会が増えたそうだ。 「じつは、ストレスで口の周りがヘルペスだらけになったんですよ(笑)。バズった後から何か自分の中で違和感があったんですが、身体に出たことで“いつ、どこで誰に見られているか分からない”状況にびっくりしていたんだなと気付きました。僕は芸能人でも何でもない一般人ですからね(笑)」  それまで自主的な発信はしながらも、“普通の人”として生きてきた彼。突然ネット上でもリアルでも注目される生活に、心より先に身体が反応してしまったのだろう。
次のページ
気になる報道の件
1
2
3
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ