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炎上した茂木健一郎氏の発言から考える「ジャニーズの音楽」。いま直視すべき“ふたつの真実”とは

 故・ジャニー喜多川氏の性加害をジャニーズ事務所が正式に認めました。多くの批判の声があがっています。

茂木健一郎氏の投稿が波紋

ジャニーズ

J_News_photo – stock.adobe.com

 注目を集めたのは、脳科学者・茂木健一郎氏のSNSの投稿。 <ジャニーズにだまされる人は、芸術の教養が根本的に欠けている。クラシックからロック、ポピュラーまで、音楽のほんものに触れていれば、SMAPや嵐には騙されない。ジャニーズを聴くんだったら、モーツァルトやビートルズ、ボブ・マーリーを聴いたほうがはるかに深く世界に通じる教養が身につく>(2023年9月11日 自身のX)  ジャニーズの音楽を“ニセモノ”と断じたのです。  これに対してネット上で賛否両論が巻き起こっています。“そもそも本物の音楽って何だよ?”とか“ビートルズだってニセモノ扱いだった”との反論の一方、茂木氏の発言以前からパフォーマンスが低レベルだとの指摘があったのも事実です。“コーラスグループなのにロクにハモれない”とか、“ヘタクソなくせに他の事務所のアイドルを排除して競争原理が働かなくなった”と、日本のエンタメが劣化した原因のひとつがジャニーズだと考える人が多いようです。

「ジャニーズがエンタメのレベルを下げた」論には違和感

 確かにジャニーズの歌は上手ではありません。先日2人体制になったKing & Princeの生歌が流れたときには驚きました。音程が上がりきらず定まらずで、たとえるなら文字のなぞり書きすらおぼつかないような感じでした。  歴史を振り返れば、近藤真彦、田原俊彦、シブがき隊、SMAP、嵐と、ほとんどまともなボーカルを聞かせるタレントはいません。  その点では、茂木健一郎氏の発言は正しいのだと思います。  では、もしもジャニーズがもっと高いレベルの歌唱を披露していたら、日本のエンタメは底上げされていたのでしょうか?
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アーティストの魅力とは、一体何なのか?
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