麻雀プロリーグ戦「Mリーグ 2023—2024シーズン」が開幕した。今季は開幕前のオフシーズン中にも話題になることが多く、「Mリーグ　ドラフト会議」の初開催、新チーム『BEAST Japanext』の参戦決定、そしてMリーガー岡田紗佳の大ブレイクなどもあり、過去最高の注目度のなか開幕したと言っても過言ではない。実際に開幕初週には、Xのトレンドに多くのMリーグ関連のワードが並んでいた。 　Mリーグの存在を知ってはいるものの、しっかり放送を観たことがない……という人もいるだろう。そこで今回は、Mリーグ公式リポーターを務めるフリーアナウンサーの松本圭世さんに、Mリーグの魅力や、初心者にも注目してほしい新シーズンの見どころを伺った。 　麻雀の知識が豊富で、2018年のMリーグ発足当初から選手へのインタビュアーを担当してきた松本さんは、“Mリーグを一番近くで見守ってきた存在”と言っても過言ではない。そんな彼女に今季Mリーグの展望を語ってもらった。 　——松本さんは2018年の発足当初から公式リポーターを務めていらっしゃいますが、Mリーグの注目度が年々高まってきている実感はありますか？ 松本：演者としての体感なんですけど、Mリーグ関連のSNSのフォロワーさんが年々増えているんです。もちろん視聴者数も明確に上がっているんですけど、Mリーガーであったり、そこに携わる人たちのフォロワー数がどんどん増えていくのを見ていると、やはりMリーグは一大コンテンツになりつつあると実感しています。MリーガーのなかにはSNSのフォロワーが10万人超えている人もいますからね。 ——注目度が高まり、大会の規模も大きくなってきていますが、そんななか開催される今季の見どころを教えてください。 松本：今年の見どころは、なんと言っても新チーム「BEAST Japanext」の参戦だと思います。猿川選手はもともとAbemaの麻雀番組にも出ているので、実力は折り紙付き。菅原選手はオーディションで勝ち上がっているので、こちらも実力は申し分ないでしょう。私は残り2人の選手が台風の目になると思っています。 ——では、松本さんが注目している2人の選手の解説をお願いします。 松本：まずは、将棋界からやってきた鈴木大介選手。麻雀最強戦2019では「最強位」の座に輝いた実力者で、麻雀界ではもちろん有名な方です。 ただ、同じ麻雀でも最強位とMリーグでは、若干ルールが異なります。Mリーグルールで大介さんがどのような活躍をみせるのか注目です。将棋棋士との二刀流という選手は初めてなので、単純に将棋界からファンを連れてきてくれることにも期待しています（笑）。