更新日:2026年04月26日 12:52
エンタメ

43歳まで「鹿児島で普通の主婦」だった女性が“大黒摩季ものまね”で大バズり、44歳で単身上京した理由

 43歳で芸能界デビューを果たした、ものまねタレントの「きよりん」さん(44歳)。4月25日(土)にフジテレビで放送された「ものまね紅白歌合戦スペシャル」に出演し、大黒摩季のものまねを披露して話題を集めている。  デビューの年齢的に、下積み生活の長い“遅咲きの苦労人”かと思いきや、それまでは全く芸能活動をしておらず「鹿児島に住む“普通の主婦”だった」というのだから驚きだ。
きよりん

ものまねタレントとして活動している「きよりん」さん(44) 
撮影/セールス森田

 前年まで鹿児島で静かに暮らしていたきよりんさんは、2026年1月、本格的に芸能活動を行うため、単身での上京を決意する。  なぜ彼女は、43歳という年齢から、未知の世界である芸能界へ挑戦することを選んだのか。その決断の裏にある想いや、これからの展望について、詳しく話を伺った。

きっかけは2年間放置していたTikTok動画

——まずは、きよりんさんが注目されるようになったきっかけについて教えてください。 きよりん:最初のきっかけは、2022年にTikTokへ投稿した動画でした。3つくらい投稿したのですが、特にバズることもなくフォロワーも増えなかったので、「つまらないな」と思ってしまって……。そこから2年間、アカウントを放置していました。 ——2年間もですか。 きよりん:はい、まったく触っていませんでした。でも、その放置していた動画をテレビの番組スタッフの方が見つけてくださって、連絡をいただいたんです。それによって出演したのが、2024年にTBSで放送された『アーティスト別モノマネ頂上決戦』という番組でした。 ——SNSでバズる前に、テレビ出演が決まったのですね。 きよりん:そうなんです。当時は事務所にも所属していない“鹿児島在住の主婦”として出演しました。「鹿児島の大黒摩季」というキャッチコピーをつけていただいて、大黒摩季さんの公認ものまねシンガーとして20年以上活動されている方と1対1で対決したんです。 ——すごい経験ですね。結果はどうだったのでしょうか。 きよりん:審査員5人のうち、3対2で負けてしまいました。でも、接戦まで持ち込めたこともあって、このとき収録に付き添ってくれていた東京在住の友人が、「モノマネも歌も上手いんだから、もっとちゃんとやってみたら?」と背中を押してくれたんです。 ——番組への出演と、友人からの言葉が、本格的に活動を始める後押しになったのですね。 きよりん:はい。「歌モノマネ、いけるのかな?」と思って、そこからTikTokへの投稿を再開しました。そうしたら、歌ものまねをした動画が急にバズったんです。

「携帯が鳴りやまない」バズった時の心境

——バズった時の心境はいかがでしたか? きよりん:投稿して数時間後、携帯の通知が鳴りやまなくなって。いいねやコメントがすごい勢いで増えていて、何事かと思いました。さっきまで数百回だった再生数が、あっという間に何万回にもなっていて……。更新するたびに何万も増えていくので、「なんじゃこりゃ!?」という感じでしたね。 ——一番再生された動画は、現在103万回再生を超えていますね。 きよりん:はい。パート1とパート2で出した動画が2本続けて大きくバズって、それまで1000人くらいだったフォロワーが一気に1万人近くまで増えました。
きよりん

最もバズった動画は、2026年4月時点で103万回再生、1.3万いいねを獲得している。

——すごい反響ですね。そこから事務所に所属されるわけですが、どのような経緯だったのでしょうか。 きよりん:動画投稿やライブ配信を続けるうちに、応援してくれるファンの方が増えていきました。その方たちを「もっと楽しませたい、喜ばせたい」と思うようになり、活躍の場を広げることを考えていたところ、ご縁あってジンセイプロ事務所社長にスカウトされたんです。ただ、その時「鹿児島に住んでいます」と伝えたら、「うちの事務所は関東圏内の人しか育てたことがないから……」と、少し困惑されていましたね。主婦というのも初めてだったみたいで、「どうやって育てようかな。でもやってみようか!」という感じで所属が決まりました。

40代の挑戦「モノマネ界ではまだ若い」

きよりん

横浜にあるショーレストラン「横浜マリンロケット」にて、ものまねを披露するきよりんさん。現在、こちらのショーレストランでは、月に2回ペースで出演している。 
撮影/ながでん子

——そして、2026年1月に上京されたわけですね。大きな決断だったと思いますが、きっかけは何だったのでしょうか。 きよりん:ジンセイプロに所属してからの1年間は、鹿児島在住のまま活動していました。でも、東京で開催されるオーディションや急な営業の仕事は、鹿児島にいると受けられません。他の所属タレントはレッスンをたくさん受けているのに、私は何もできない。このままではチャンスを逃してしまうと思い、上京を決めました。 ——40代で新しい挑戦をすることに不安はありませんでしたか? きよりん:娘も既に社会人になって家を出て、息子も去年の3月に高校を卒業して家を出て、母親としての役目もひと段落、そして鹿児島の自宅にいよいよわたしだけが残った……というタイミングだったので、「これは上京するしかない!」と思いました。もしこれが10年前だったら、逆に挑戦してなかったと思います。そう思うと、年齢というよりタイミングですね。 ——それでも、40代から芸能界デビューというのはハードルが高いと思います。「ものまね」というジャンルだからこそ挑戦できた、というのもあるのでしょうか。 きよりん:それは大きいですね。この年齢からアーティストやアイドル、女優を目指すのは難しいかもしれません。でも、ものまねというピンポイントのジャンルならいける、と思いました。もちろん実力が伴わないといけませんが、年齢的にものまねの世界では、40代はまだ若い方なんです。だから挑戦できると思いました。
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芸能活動のために上京…家族の反応は?
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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