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天才エコノミストは日経新聞を「後ろから」読む。10倍株を見つける投資脳の育て方

ストーリー投資で大事な5つの思考法

投資

写真はイメージです(以下同)

① 10倍株は身近な商品、サービスから探す ② 日経新聞はデジタルではなく紙を後ろから読む ③ 夢を具体的な数字で語る経営者を信頼する ④ 株価が下がっても焦って損切りする必要はない ⑤ 好決算で株価が急騰しても買い増しは慎重に  では、成長を信じられるストーリーとはどんなものか。 「『一生使える投資脳のつくり方』は、架空の外食チェーン『ひとり湯豆腐専門店・これから湯豆腐』の成長ストーリーに沿って、主人公が10倍株を手にする過程を読者が追体験できる仕組みなのですが、主人公が『これから湯豆腐』に投資する決め手は、感動を呼ぶ味です。主観的すぎると思うかもしれませんが、感覚や感情も立派な投資情報です。そして、健康意識が高まるなか、女性ひとりでも入りやすく、良質なタンパク質が取れる湯豆腐店のニーズは高まるというストーリーを主人公は描きました」

日経新聞を後ろから読むべき理由

 投資家のマストアイテムである日経新聞。新聞からもストーリーを探せるという。 「日経新聞はデジタルではなく紙で、できれば後ろから読むのがオススメです。1面に載っていると、読者はそれだけで重要なニュースと思い込んでしまいますが、後ろから読むことで、紙面構成にとらわれず、何が大切なニュースか自分の頭で判断できるからです。そして、紙で読むことで、選んだ記事しか読めないデジタル版とは違って、『最高益』『史上初』『〇年ぶり』など、各企業の成長ストーリーの転換を表すワードが自然と目に飛び込んでくるのです」  投資先を選ぶ際は、どんな社長に率いられているのか?も見極めるべきポイントだ。 「日本一、圧倒的な成長など大きな夢を語る経営者よりも、具体的な数字でストーリーを裏づけてくれる経営者のほうが信頼できます。株式投資はシンプルな仕組みです。企業の時価総額(株価×発行済み株式数)は、売上高とほぼ同じになります。つまり株は、業界の市場規模のなかで、投資先がどれだけマーケットシェアを拡大できるかを予想する勝負です。その成長ストーリーを社長は数字で語れなければなりません」
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利確、損切りはどう見極める?
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夢をお金で諦めたくないと思ったら
一生使える投資脳のつくり方


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