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天才エコノミストは日経新聞を「後ろから」読む。10倍株を見つける投資脳の育て方

10倍株ゲットへの道は、慌てず騒がず

投資 信じて買った株も、売らずに“握る”のは難しい。成長著しい株は値動きも激しく、途中で手放すこともある。 「20%上がれば利確、10%下がれば損切り、というようなルールを徹底している個人投資家も多いと思います。特に損切りは難しいので、損切りラインをあらかじめ決めておくこともひとつの正解ではあります。でも、株価が10倍になるような成長著しい株は、値動きが激しいので、すぐに損切りラインが訪れる可能性も高いのです。一時的に株価が下がっても、信じているストーリーが崩れていなければ、焦って損切りする必要はないと私は考えます」  買い増しやホールドもストーリーに基づいて考えれば、ゆるがない投資ができる。 「好決算だと、慌てて買い増ししたくなります。でも決算前後は株価の動きが読みにくくなることもあり、決算の数字をきちんとストーリーに落とし込んでからの判断でも遅くはありません。そして、株を“握る”=持ち続けるのもストーリー次第です。投資情報は、どうしても『どの株を買えばいいか』に焦点を当ててしまいがちですが、どうすれば売らない判断ができるのかのほうが実は大事なんですよ」  経済ニュースを自分なりに咀嚼し、ストーリーを描ける銘柄を探す。ストーリーが崩れない限り安易に売買しない。基本に忠実なスタイルこそが、10倍株への近道なのだ。 【エミン・ユルマズ氏】 トルコ出身。1997年に来日し、野村證券を経て、複眼経済塾の塾頭に就任。著書に『世界インフレ時代の経済指標』(かんき出版)、『大インフレ時代!日本株が強い』(ビジネス社)など多数
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夢をお金で諦めたくないと思ったら
一生使える投資脳のつくり方


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