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『水曜どうでしょう』歌手でパーキンソン病と闘う樋口了一が語る、59歳での“初挑戦”「自分の曲に背中を押される」

父の姿を思い出したサラリーマン姿

いまダン

『いまダンスをするのは誰だ?』(C) いまダンフィルムパートナーズ

――ちなみに、サラリーマンを演じたことで、何か気づきはありましたか? 樋口:ああした会社内でのつばぜり合いのようなものは、本当にあるんだろうなと想像しましたね。あと、亡くなったうちの親父を思い出しました。県庁の職員として働いていたんですけど、朝、背広を着て出て9時から5時までみたいな生活を繰り返してました。僕は今回のような格好が初めてで、なんとなく親父の姿が重なりました。ただ僕は七三が全く似合わないということがよく分かりました(笑)。 ――それにしても初めての演技には見えませんでした。最後にひと言お願いします。 樋口:クライマックスに向かって、ゆっくり坂道をのぼっているような、そして最後の最後で大爆発するような映画です。そのプロセスを、ぜひ共感しながら観てもらえたらなと思います。 <取材・文/望月ふみ>
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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【公開情報】
映画『いまダンスをするのは誰だ?』新宿K‘s cinema他全国順次ロードショー
(C) いまダンフィルムパートナーズ
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