ジャケットのニオイが気になったら、当然ながらクリーニングに出しますが、頻度が多いほど、繊維にダメージが蓄積されてしまうもの。たとえば週5日のうち、2～3日着用するならば、2～3か月に一度程度の頻度が妥当でしょう。 しかし、着用するごとにニオイが気になる方もいらっしゃるはず。実はその原因が、ジャケット由来のものではないかもしれないのです。近年増えてきたポリエステル100％のノンアイロンシャツは、人によっては、脇汗がニオイに変わりやすい印象があります。 個人的な体感になりますが、速乾機能のキャパを超えた汗の分泌の場合、綿100％のワイシャツよりも、汗臭を感じるのです。むしろ汗を吸ってくれる綿100％のワイシャツが臭わないよう感じております。汗かきの人は参考にしていただけると幸いです。 ＝＝＝＝＝ 普段は面相で見落としがちな服のメンテナンスですが、衣替えのタイミングで見直しましょう。今まで感じていた言葉にできない違和感を解消するきっかけになるかもしれませんよ。 ＜TEXT／森井良行＞“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』（日本実業出版社）など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。