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ホラー界の巨匠監修本が呼んだ? 心霊写真発掘!

心霊写真

鶴田監督の友人である映画関係者が『真霊学校』(扶桑社刊)の並ぶ棚で撮影した写真。左下に不自然に白い靄が立ち込めていることがわかる。撮影した映画関係者は「人の顔に見える」と話す

 紀伊国屋書店新宿南店4階の文庫売り場の一画。『真霊学校』が並ぶ棚で、心霊写真が撮影されていたことが明らかになった。そのときの写真がこれだ。写真左下に、煙のような白い物体が映り込んでいることがわかるはずだ。が、当然のように書店内でタバコを吸っている人などいなく、線香を焚いているはずもない……。  件の心霊写真を撮影した映画関係者が話す。 「鶴田(法男)監督監修の本が出たということで、書店に行って携帯電話で記念撮影したんです。そうしたら、平積みの棚の左下に人の顔のような形をした光の反射が映り込んでいた。でも、私の携帯電話にはストロボがついていないんです。撮影するときに、店内の照明もチェックしたんですけど、写真左手前はガラス窓で灯りはありませんでした。どう考えても霊が映り込んだとしか思えないんです」  鶴田監督とは、映画『リング0~バースデイ~』やテレビシリーズ『ほんとにあった怖い話』を手掛けてきた、ジャパニーズ・ホラー界の巨匠。『真霊学校』なる作品は、その鶴田監督がホラー映画を撮影するきっかけとなった小学校3年生のときの心霊体験や、20年の監督生活のなかで見聞きしてきた心霊現象を1冊にまとめたものなのだ。霊と本の結びつきは確かに強そう。  霊を呼んだと思える張本人、鶴田監督もこう話す。 「怪談をしたり、ホラー映画を撮影したりしていると霊が寄ってくるということは、よく言われます。20年もホラー作品を撮り続けている僕が監修した本で、さらにいろんな人が実際に体験した話をまとめた本だから、霊と波長が合ったのかもしれません。言ってみれば『真霊体験』は、浮かばれない人たちの気持ちが詰まった本。だから、”向こう側の人たち“が『浮かばれない気持ちを、みんなに知ってほしい』という気持ちで映り込んできたのかも」  霊が本の宣伝役を買って出たなんて……にわかに信じられないが、鶴田監督の周りでは心霊現象と思しき奇妙な現象が多発するという。 「ホラー映画の撮影現場で、ついさっきまで煌々と点いていた証明が急に点かなくなったり、カメラが動かなくなったりすることはしょっちゅう。’96年に『呪われた美女たち~悪霊怪談』というビデオ作品を富士の樹海で撮影していたときは、僕が呼んでいるのに、スタッフがあらぬ方向にぞろぞろ歩いていく、ということがありました。聞いたら、『僕ら、監督が手招きするから、監督のいる方向に移動しただけですよ』って。そんなことが頻繁に起こるので、スタッフの1人が買ったばかりの自転車を盗まれただけでも、『鶴田監督に憑いてる霊のせいだ』って、すぐ僕のせいにされるんです(苦笑)」  実は、今年2月に公開した鶴田監督の映画『POV~呪われたフィルム~』(主演:志田未来・川口春奈/6月29日DVD発売)でも、同様の事件が起こったという。 「ある学校で撮影していたんですけど、突然、『監督に呼ばれたから』といって、1人のスタッフが廊下の奥のほうに移動したらしいんです。で、結局、誰もいなくて引き返してきた。あと、『POV』では、校舎3階の女子トイレが一番の心霊スポットとして登場するんですけど、全然違うシーンを編集している最中に急に機材が故障して、キュルキュルってサーチを始めたことがありました。勝手にピタっと止まって、再送を始めたその映像を見たら、問題の女子トイレのシーン。さすがに、みんなギョッとしてました」  鶴田監督の作品を手に取るときは、注意が必要かもしれない……。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
真霊学校

「学校にまつわる怖い話」全56本を完全収録

POV~呪われたフィルム~

志田未来・川口春奈W主演のPOVホラー!

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