更新日:2024年11月11日 17:54
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カッとなり“教師を殴って中退”したヤンキー高校生…それから30年、どんな人生を歩んだのか

一緒に殴られた友人も高校を中退していたが…

面接官の1人が自分の経歴を面白がってくれて、内定を出すように推してくれたと後に聞きました。就職後はもっぱら現場での監督業務が中心でしたがデスクワークよりは性に合ってたし、エリートが多い会社の同僚よりも現場の作業員たちのほうが仕事しやすかったですね。けど、20代後半からは日本を離れ、中国や東南アジアで駐在員生活。SNSは全然やってなかったため、地元の友人たちの間では一時期死亡説が流れてたみたいです(笑)」  半年ほど前、帰省した際に当時のヤンチャ仲間と久々に飲んだそうだが、最初に担任に殴られた友人とも再会。ちなみに彼も工藤さんが辞めた数か月後に中退し、高認(※当時は大検)を取得して大学に進学。大学卒業後は地元ではないが同じ県内の某市役所に入所。現在は順調に出世して主査を務めているという。 「成人式で会ったのが最後だったため、いかにも真面目そうなおじさんになっていて驚きました。それでも髪を上げると、私と一緒でヤンキー時代に入れた剃り込みの跡が残ってましたけどね(笑)」  いくら仲が良くても相手が学校を辞めてしまった場合、付き合いがなくなってしまうことも珍しくない。世間では「中退歴あり=落ちこぼれ」と見られがちだが、実際には知らないだけで彼らのように中退しても真っ当な人生を送っている者も多いのだ。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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