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筋トレ初心者の「“体幹”がなんだかわからない」問題は壁押しトレーニングで解決

腹横筋・腹圧強化のための「壁押しトレーニング」

 それでは実際に腹横筋・腹圧を強化するために鍛えてきましょう。ポイントは「腰を落とす」と「モノを押す」です。  股関節が曲がった状態、腰を起こした状態(スクワットでしゃがんだような姿勢)になると、骨盤の不安定性を食い止めようと腹横筋が働きやすくなります。そのため、直立した状態よりも腰を低く落とした状態にすることが腹横筋を期待得る姿勢として最適です。さらに腹横筋は何かを踏ん張る時に自然と働く筋肉のため、壁や重たく動かしにくいものを強く押すと自然に腹横筋に力が入っていきます。 <壁押し体幹トレーニング> ①壁から1mくらい離れたところに立ちます。 ②足を肩幅よりも少し広くし、スクワットをするようにお尻を後ろに引いて腰を落とします。 ※この時の上半身を前に傾けても頭や身体が壁に当たらないように注意しましょう。 ③それほどキツくなく、体勢をキープできる高さで止まったら、息を吐きながら壁を手のひらで目一杯押しましょう。肘をしっかり伸ばして身体全体で押すと正しくお腹に力が入ります。 壁押し
壁押し

壁押しトレーニング

 つま先を外向きにして足を大きく開いて腰を落とす、力士の四股のような姿勢をとって壁を強く押すと腹横筋を簡単に働かせることができます。  このエクササイズで体幹を強化しながら壁を押している時にお腹が硬くなっている感覚を覚えることで、その後に行う別の体幹トレーニング、バランストレーニングは全て腹横筋で身体を支える使い方ができ、トレーニングを通して体幹が上手に鍛えられるようになります。これによって、他のメニューでも安定感が増し、運動強度が高められるのでさらに効率が良くなっていくのです。 <文/ヒラガコージ>
柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。公式「Amebaブログ」更新中
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