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面接時に罵詈雑言を浴びせられたことも…「右目を失明した女性」が“理想の自分”に出会うまで――大反響トップ10

反響の大きかった2023年の記事からジャンル別にトップ10を発表してきた。今回のジャンル分けには当てはまらなかったけど、まだまだある大人気だった記事を紹介する!(集計期間は2023年1月~10月まで。初公開2023年10月13日 記事は取材時の状況)  *  *  * 子供のころの怪我によって右目を失明した経験を持つ女性、リブさん。小さく萎縮し白く濁ってしまった右目に対して、「『キモい』『怖い』って言葉を飽きるほど言われてきた」と語る。ただ、彼女は逆境に負けず、カラフルで個性的な義眼を装着した姿をSNSに投稿し続けている。どのような心持ちで日々を過ごしているのだろうか。本人を直撃した。
リブ

リブさん

アルバイトの面接はことごとく落とされた

――片目が見えなくなって困ったのは、どんな点でしたか? リブ:「交通事故に遭う可能性が高い」ことですね。横断歩道を歩く際、右から車が来ても気がつくのが遅れてしまいますから。とはいっても、日常生活は大きな問題なく送れていますよ。昔からスポーツが苦手でしたけど、それはそもそも私が運動音痴なだけかもしれませんし(笑)。 ――ご自身の努力でクリアした部分も多かったんでしょうね。 リブ:ただ、学生時代にアルバイトの面接はことごとく落とされました。健常者と同じように働けるんですが、20〜30件続けて通らないこともあって。理由としては「何かあると困るから」と言われることが多かったですね。

ホテルの面接時に罵詈雑言を浴びせられて…

リブ

辛い体験は少なくなかったが、隠すよりも見せることを決意

――差別的な振る舞いを受けたこともありますか? リブ:あるホテルの結婚式場に応募した時です。見えないほうの右目を前髪で隠すようにして面接に臨みましたが、面接官に「その髪、掻きあげてみて」と言われて、その通りにすると罵詈雑言を浴びせられました。端的に説明すると「うちは格式の高いホテルなんだから、あなたみたいな怪物は来ちゃダメだ」というような内容で。 ――自分が同じ立場だったとしたら、その出来事以降は思わず右目を隠したくなってしまいそうです。 リブ:その後、別のアルバイト先も決まって、お店の人や環境はとても良かったんです。でも、私の目を見て嫌なことを言ってくるお客さんも多く、どうしても辛くなることがありました。それから、「隠したい」というより、「そんな態度を取る人には“絶対入れられないような目”を入れたいな」と考えるようになったんです。
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「愛着が持てなかった」初めての義眼
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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