“帰省ウツ”の28歳女性、「人生で最悪の正月だった」無法地帯の鍋とは?
年末年始の帰省といえば、新幹線の大混雑や高速道路の大渋滞がSNSやニュースでも話題になる。せっかくの長期休暇にもかかわらず、逆に疲れてしまうことから“帰省したくない”なんて考える人も少なくないわけだが、塩沢えりさん(28歳・仮名)は別の理由で「憂鬱です」と苦笑する。
彼女は、帰省自体はやぶさかではないものの、親族との集まりで出てくる“あるもの”が苦手で食べることができないからだという。
「私は、とにかく母親以外の手料理が食べられないんです(泣)。うちは毎年、実家でおばあちゃんとお母さんがおせちを作って、親族も煮物とかを持ち寄ってくるので。私からしたら地獄なんですよ……」
えりさんが他人の手料理が食べられないと気がついたのは、小学校3年の頃。クラスの同級生の誕生日会のときだった。
「プレゼントを持って楽しみにして行ったんですが、お祝いして、いざケーキを食べたら“うっ……”となってしまって。友人やそのお母さんには『急に具合が悪くなっちゃった』って。でも本当は、“お母さんじゃない人が作ったご飯なんだ”と思ったら、ものすごく気持ち悪くなっちゃったんです」
それ以降、他人の手料理が無理だと気がついたえりさん。友人の家にはおやつの時間以降に遊びに行くか、少食キャラを貫いていたそうだ。
「口に入れるだけで吐いてしまうんですよ。噛んでも飲み込む前に“お母さん以外の手で作ったもの”だと思うと、吐き気がしてきて(苦笑)。おにぎりはもちろん、野菜とか果物も無理ですね」
親族の料理であっても一切受け付けられず、毎年食べない言い訳を考えるのが大変なのだとか。
「おばあちゃんとかは悪気なく『たくさん食べなさい』とお皿に盛ってくれるんですが……それも直箸でやるんですよ。せめて取り箸を使って欲しいです。母親が作った料理でも誰かの直箸で触られたら意味がないじゃないですか」
他人の手料理が苦手で「私からしたら地獄」
食べない言い訳を考えるのが大変
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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