新米ママの現役グラドルが驚いた“性別不明の赤ちゃんに「男の子ですか?」とは絶対に言わない”事情
2023年7月末に未婚のまま出産し、シングルマザーとなったド底辺グラドル兼ライターの筆者(吉沢さりぃ)。本当は生後3ヶ月で保育園に入れる予定だったが、予想以上に“赤ちゃん可愛いフィーバー”が起きてしまい、“離れたくない……”と思って自宅で育てている。
さて、いざ自分が子供を産むまで知らなかったことだらけで驚きの毎日である。息子を連れて外を歩いていると、知らない人からもやたらと声を掛けられるようになったのだが、だいたい「女の子ですか?」と言われるので、“なんでだろう?”と思っていた。
その話を友人にすると「私は赤ちゃんをみたら、絶対に『男の子ですか?』なんて言わない」と言うので詳しく聞いてみたところ、その理由に驚いてしまったのだ。
筆者の毎日は、朝7時前にお腹をすかせた息子の泣き声で目覚め、授乳しながら二度寝する。ちゃんと起きたら顔を洗って着替えさせ、授乳とオムツ替え、そして散歩に出かけて、昼寝または遊ぶの繰り返し。その隙間で自分のことをパパッとやって、仕事をしたり、酒を飲んだりしている。
誰かに子供を預けているとき以外は基本的に息子と一緒なので、本当に行く先々でいろいろな人から声をかけられるようになった。
だいたい話しかけられる内容は同じで、以下の3つだ。
・生後何ヶ月か?
・母乳は出ているか?
・女の子ですか?
息子はやけに「女の子ですか?」と聞かれることが多く「これはただの親バカではなく、うちの息子は女の子に間違われるほど可愛い顔をしているのかもしれないな?」と純粋に喜んでいた。
だが、これを友人に話すと「それはちょっと違うかもね」といわれてしまった。
え、やっぱりただの親バカってこと……? いったい、どういうこと? じつは、その裏には複雑な背景があることを知って驚いた。
友人がため息まじりに重たい口を開く。
「前ね、会社の先輩が産休明けに子供を連れて遊びに来たのよ。『産まれました〜!』っていう挨拶に。まだ3ヶ月だったかな? すごい可愛くて思わず『可愛い男の子ですね!』って言っちゃったんだけど……」
友人が「可愛い男の子」だと言った赤ちゃんは、女の子だった。その一言が先輩を深く傷つけてしまったそうだ。
その場はシーンとして、先輩の同期が慌てて「いや、どっからどう見ても女の子じゃーん!」と必死にフォローしていた。まわりも友人に「何言ってんだよ!」とツッコミをしてきたらしい。
「あからさまに嫌な顔をして『男の子に見えるかな? 女の子なんだけど……』と言われてしまって。私は『ごめんなさい!』とすぐ謝ったけど、それも変な話というか。
着ていた服も黄色だし、悪気は全然なかったんだけど『そんなにうちの子って男顔かな?』って聞かれて困ったよ。ピンクのフリフリとかリボンつけてるなら女の子だってわかるけど、黄色とかクマさんの服って、男女の判別つかなくて」
ただ、これはわからんでもない。産まれたばかりの赤ちゃんは、本当に男女の見分けがつかない。だいたい髪が短くて産毛しかない子も多い。子供を生んだ筆者ですら、他人の子供の性別はよくわからないのだ。
赤ちゃんを見て「女の子ですか?」の背景に複雑な事情
「可愛い男の子ですね!」と言って大失敗

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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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