更新日:2024年01月09日 17:56
エンタメ

Kinki Kidsが26年目に。約束の地を守り抜く「責任と決意」

「2人でステージに立っていること、今のこの光景がすべて」

 故・ジャニー喜多川氏による性加害問題で所属事務所が大きく揺れ動いた1年。そのなかで、光一は所属事務所の年長グループとして、ファンだけでなく、後輩たちのことも考えながら、自身の言葉で発信してきた。  最後の挨拶で、光一は「こうして今年もドームのステージに立てることを嬉しく思っております。今は不安に思うこともある日々かと思いますけど、こうやって2人でステージに立っていること。今のこの光景がすべてだと思ってください。これからも皆さんとの時間を1ページ、1ページ刻めたらいいなと思っております」と話した。 KinKi Kids その言葉を頷きながら聞いていた剛は、「皆さんとこうして一緒にいれる時間をどうすれば繋ぐことができるのか、毎日、一生懸命に考えています。そして強い気持ちのなかで……」と言葉に詰まり、溢れる涙を抑えるようにステージに背を向ける。  気持ちを整え直してから、再び前を向き、「一緒に美しい未来にいけたらなと思っております。どうもありがとうございました」と頭を下げた。  観客から温かい声援と拍手が送られると、光一は「いいなぁ。俺もそういう風にすればよかった(笑)」とぼそり。「でも、今の言葉が本当にリアルな声だと思います。さきほども言いましたが、この楽しい時間をどうか来年も迎えられるように。それまで大切にしまっておいてくださればいいなと思っております。また、お会いしましょう!」と、言葉を添えた。  ファンとともに歩みを続けてきた約束の地を守り抜く責任と決意を固めた、26年目のKinKi Kidsに今年も注目していきたい。 取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
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