エンタメ

2024年冬ドラマは17本!脚本家に注目した「3分で観たいドラマがわかる」ガイド

《テレビ朝日》アラサー男女7人の青春末期の群像劇

アイのない恋人たち

番組公式HPより

アイのない恋人たち』(日曜午後10時、制作・ABC、21日スタート)主演・福士蒼汰(30)、脚本・遊川和彦氏(日本テレビ『家政婦のミタ』)。  主人公は売れない脚本家。彼を中心とするアラサー男女7人の恋愛観や家族問題が描かれる。ほかの6人は岡崎紗絵(28)、本郷奏多(32)、成海璃子(31)、前田公輝(32)、深川麻衣(32)、佐々木希(35)。青春末期の若者たちによる群像劇。期待度★★★ 『マルス-ゼロの革命-』(火曜午後9時、23日スタート)主演・道枝駿佑(21)、脚本・武藤将吾氏(日本テレビ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』)。  主人公は「マルス」と名乗る高校生。転校先の学校で落ちこぼれの同級生6人を集め、動画集団を結成する。目的は腐った世界を変えること。大人社会に挑戦状を叩きつける。青春“クーデター”サスペンス。期待度★★☆ 『グレイトギフト』(木曜午後9時、18日スタート)主演・反町隆史(50)、脚本・黒岩勉氏(TBS『ラストマン-全盲の捜査官-』)。  冴えない病理医の主人公が、完全犯罪を可能にする殺人球菌「ギフト」を発見。欲の絡んだ壮絶でスリリングな争いが始まる。この球菌が体内に入ると、患者はすぐに死ぬ。その後、球菌は消滅。死因は急性心不全としか診断できなくなる。ノンストップサバイバル医療ミステリー。期待度★★☆

《TBS》クドカン脚本のタイムスリップコメディ

さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(日曜午後9時、14日スタート)主演・西島秀俊(52)、芦田愛菜(19)、脚本・大島里美氏(TBS『妻、小学生になる。』)。  西島が演じる世界的マエストロ(指揮者)は音楽しか頭になかったため、芦田が演じる娘ら家族に見捨てられる。5年前のことだった。その後、西島は仕事から離れていたが、国内の地方楽団を率いることに。父娘の気まずい同居が始まる。家族愛の物語。期待度★★★ 『Eye Love You』(火曜午後10時、23日スタート)主演・二階堂ふみ(29)、チェ・ジョンヒョプ(30)、脚本・三浦希紗氏(同『フェルマーの料理』)ほか。  主人公は目を合わせた人の心が読めてしまう能力の持ち主。ところが、年下の韓国人留学生(チェ)の心の中は韓国語で、理解できなかった。ファンタジー・ラブストーリー。期待度★★☆ 『不適切にもほどがある!』(金曜午後10時、26日スタート)主演・阿部サダヲ(53)、脚本・宮藤官九郎氏(TBS『俺の家の話』)。  主人公は1986年を生きるダメな体育教師。体罰が得意だった。ところがバス車内でウトウトして目ざめたところ、風景が一変する。女子高生のスカートが短くなっていた。現代にタイムスリップしたのだ。道徳や価値観とは何かを見つめ直す物語。意識低い系タイムスリップコメディ。期待度★★★
不適切にもほどがある!

番組公式HPより

次のページ
《フジテレビ》一部の大病院に実在する「院内警察」とは?
1
2
3
放送コラムニスト/ジャーナリスト 1964年生まれ。スポーツニッポン新聞の文化部専門委員(放送記者クラブ)、「サンデー毎日」編集次長などを経て2019年に独立。放送批評誌「GALAC」前編集委員

記事一覧へ
おすすめ記事