“実力派コント師”ゾフィー、解散の理由は本当に「酒と女」なのか。経緯と真相を本人に直撃
2017年と2019年のキングオブコント決勝に進出し、実力派コント師として人気を博していたお笑いコンビ『ゾフィー』。彼らは、11月10日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)で解散を発表。9年間の活動に終止符を打った。
ボケの上田航平氏は番組内で、相方サイトウナオキ氏の「酒癖の悪さと女遊び」が原因と語っていた。番組では多くを語らなかったサイトウ氏に、解散の経緯と今後の展望について直撃した。
――解散の理由の一つは、度が過ぎる「女遊び」と言われています。これは事実なのでしょうか?
サイトウナオキ(以下、サイトウ):確かにありました。ただ、単に「女好き」というよりちやほやされるのが好きなんですよ。お笑いを始めたのも、有名になって顔をさされたくて(街で気づかれること)始めてますからね。
――女性関係について、上田さんが話し合いの場を持ったのに聞く耳を持たず、それが解散の遠因になった……という記事もありました。
サイトウ:そんなこと書かれてるんですか(笑)!? 「聞く耳を持たない」なんてことはないですし、話し合った当時にはすでに女性問題は解決していました。上田の過去のエピソードトークを面白おかしく記事化しただけだと思いますけど、ひどい書き方をするんですね。確かに僕がしてしまったことは、世間的に悪いことだとは理解しています。とはいえ、個人的には「有名人も、そうでない人もみんなやってんじゃん」と思いますね。
――次にお酒についてですが、上田さんやマネージャーさんからやめるように言われたんですよね。
サイトウ:そうですね。でも「なんでやめないといけねーんだよ」と思っていました。芸能界に禁酒のルールがあるわけでもないし、解散してもお笑いはやっていけるので、解散のほうを選びました。
――お酒を飲むこと自体は問題ないように思います。しかし、解散の話にまで発展するということは、飲んだことで周囲に迷惑をかけたことがあったんでしょうか?
サイトウ:営業の出番がギリギリになったり、テレビの収録でリハもできずぶっつけ本番になったことはありました。どちらも寝坊で、思い当たるのはその2回くらいですね。当然ながら、寝坊した人が前日にお酒を飲んでいると、お酒のせいということになってしまいますよね。
――2度くらいなら芸人さんからはよく聞く話ではありますよね。お酒自体がどうこうではなく、周りに「迷惑をかけるな」ということではないかと思うんですが……。
サイトウ:もちろん上田もそういう考えでした。ただ、それだけではないかと。あいつが頑張ってネタを書いている時に、僕が酒を飲みに行っているというのが気に入らなかったんだと思います。その気持ちはわかりますが、「だったら解散した方がお互いにスッキリするんじゃないか」というのが僕の考えです。
世間的に悪いことだとは理解しているが…
「ゾフィー」より「お酒」を選んだ
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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