更新日:2024年12月04日 19:25
仕事

フリー女子アナが体験した“生き地獄”「愛人契約を断ったら仕事がなくなった」

“打ち上げ”でセクハラ三昧の洗礼を受けることに

しかし、仕事が広がっていく中でセクハラに悩むこともしばしばあったとか。 「役所が管理する仕事の場合はいいのですが、商店街のイベントやお祭りなどは、自治会やそのエリアの権力者が仕切っている場合が多い。そういう仕事では、イベントが終わった後には、打ち上げと称した飲み会が絶対にあるんです。酒の席では下ネタやセクハラ発言も多く、彼氏はいるのか、からはじまり、下着を覗こうとする人やボディタッチをしてくる人も。マネージャーがいれば注意してもらえるのですが、個人で仕事していて立場が弱いこともあって受け入れるしか無かった。そういった境遇を知っていて、みな私を標的にしているのがミエミエなんです

50代手前の男性に「愛人になれ」と言われ…

立場を利用したセクハラに悩まされていた神戸さんですが、生活費を稼ぐためにグッと我慢をして、コンパニオンのような仕事も受け入れていたそうです。ただ、中には我慢の限界に達することもあったそうです。 「信じられないのですが、金銭で肉体関係を要求してくる輩もいました。とある企業の忘年会の司会をした時、私にオファーをしてきたのは50代手前の専務でした。打ち上げは3次会までつきあわされ、最後は2人きりでスナックに行くことを要求。さすがに、2人きりはまずいと思い、スナックに入って1時間もしないで所用があるからと帰ろうとすると、ホテルに行こうと誘ってきたんです。やんわり断ると『こんな仕事してても未来は無いから、愛人になれ』と暴言を吐いてきた。さすがに我慢の限界でお店を飛び出して家に帰りましたが、情けなくて悔しくて、部屋でずっと泣いていましたね…」 そんな神戸さんに追い打ちをかけるかのように、そのセクハラ専務は嫌がらせをしてきたそうです。 「何件か入っていた企業関連の仕事で、そのセクハラ専務と仲の良い会社の案件がいきなりキャンセルになったんです。理由を聞いても教えてくれないし、もう司会を頼むこともできないとの話でした。その専務が嫌がらせをしたのは明らかで、“田舎ネットワーク”の怖さを身をもって思い知りました
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セクハラ専務の父に直訴した結果…
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1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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