住宅地なのに“車間距離を詰めまくる”迷惑トラック。警察の目の前で煽り運転をした結果…
弁護士ドットコム株式会社が2023年に行ったアンケート調査によると、煽り運転を行った加害者の約6割は「後悔していない」と回答している。巻き込まれる側からすると、たまったものではないが、そういった人々が存在する以上は常に危険を察知しつつ運転する必要があるだろう。
永作瞳さん(仮名・29歳)は、近所に出現した危険運転ドライバーを地域住民総出で排除した経験を持っている。
「自宅周辺は、都心への通勤に便利なエリアで、ここ数年新築のタワーマンションが多く作られるようになりました。トラックや工事車両の出入りが激しくなって、地元でも困っていたんです。とはいえ、マンションを作っている会社にクレームを入れても取り合ってもらえないし、仕方がないと諦めていました」
ただ、工事業者との対決を余儀なくされることになる。「子どもたちの通学時間にトラックがよく通り、あまりにも危険だった」ことに起因する。
「子どもが危険な目に逢っていることに加えて、私自身がトラックにぶつかりそうになったことで堪忍袋の緒が切れてしまい、管理する不動産業者に連絡したんです。でも、工事担当者はノラリクラリとクレームをかわしているような姿勢で、改善は全く行われませんでした」
そんな時、近所に住んでいる母から聞いた話がきっかけで、永作さんは完全にブチ切れモードに突入した。
「高齢の母は安全運転を心がけています。私も乗せてもらう時に遅いなと感じることもありますが、それでも下手な運転をしているわけではありません。しかし、最近良くトラックにあおられると言うんです。後ろからピッタリとつけてきて、威嚇するような運転をしてくるとか。心配になって、急遽ドライブレコーダーを買って母の車に設置しました。その映像を確認すると、たしかに煽り運転をしているトラックが。『怖い』と叫んでいる母の声も入っていて、かわいそうで涙が出てきました」
タワマン建設現場で迷惑トラックが続出
母親も“被害者”の1人だった
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1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている
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