スポーツ

「三塁手の坂本勇人」にかかる期待。“晩年の宮本慎也”が理想的なキャリアか

「3割、25~30本、80打点以上」は期待できる?

ここで話を戻すが、三塁手の坂本どのようなシーズンを送るのか。昨シーズン後半の守備を見ていても、準備期間が少ないながらも、速い打球に反応できていたようには見えた。一方、スローイングはまだ不安が隠せない。キャンプで改善できるかがポイントである。 打球が速いため、目の衰えによっては反応が遅くなる場合もあるだろう。ただ、守備の負担が軽減されることは追い風で、昨シーズン後半の打席を見るに模索していたであろうフォームが固まってきていることが感じられる。 そのため、さらに完成度や再現性を高めていければ、「3割、25~30本、80打点以上」は期待できるのではないだろうか。今シーズンの巨人は、「三塁手坂本勇人」に大きな期待をしていきたい。 <TEXT/ゴジキ>
野球評論家・著作家。これまでに 『巨人軍解体新書』(光文社新書)・『アンチデータベースボール』(カンゼン)・『戦略で読む高校野球』(集英社新書)などを出版。「ゴジキの巨人軍解体新書」や「データで読む高校野球 2022」、「ゴジキの新・野球論」を過去に連載。週刊プレイボーイやスポーツ報知、女性セブンなどメディアの取材も多数。Yahoo!ニュース公式コメンテーターにも選出。日刊SPA!にて寄稿に携わる。Twitter:@godziki_55
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ