メンバーもおいそれと踏み込めないリーダーのソロ空間
――それぞれのメンバーがソロ活動も充実させていますが、お互いのライブを見に行くこともあるんですか?
山北 人によるよね。嫌いとかじゃなくて、それぞれの世界でやってるから、みんな自由に楽しもうねって感じです。
若井 そうそう。私は優のライブは見に行ったことありますね。特に理由はなくて、スケジュールを知ったときに、あ、空いてるから行こうかなって感じで。
芹澤 私も、友希ちゃんのは行ったことあります。お互いに照れくさいけど、友希ちゃんが来てくれてうれしかったので、友希ちゃんも私が来たら嬉しいかなって。
山北 私はオタクとしてグループアイドルがわちゃわちゃしてるのが好きなので、ソロにはあんまり興味がなくて。
若井 さきさまは個性強めの世界観でやってるから、おいそれと踏み込めない感じはありますね(笑)。
――お互いのスケジュールも知らない感じですよね?
山北 そうですね。こうやってi☆Risで集まる日以外は、なにやってるのかなって感じです。
若井 SNSとかで、今日イベントやってたんだ〜って知ることもありますね。
――このi☆Risらしい絶妙な距離感と、そこから生まれるライブのMCの独特の抜け感、個人的にはすごく素敵だと思います。「ずっと一緒だよね」的な言葉や雰囲気が嘘っぽく感じてしまう人もいると思うので。
若井 本当にそう思って言ってるなら、それは伝わると思うんですけどね。長くやってると、ファンの人たちも「あのときは〇〇って言ってたじゃん」って言いがちだから、もう正直に思ってることしか言えない(笑)。
友希ちゃんのお尻は今まで見た人類のなかでいちばんきれい
―最後に、12年目の抱負や目標をお聞きします。芹澤さんは写真集でいろいろと初解禁していますが、若井さんと山北さんは今年初解禁しようと思うことはありますか?
若井 さきさまが「友希ちゃんのお尻は今まで見た人類のなかでいちばんきれい」って言ってくれるので、もし機会があれば準備はできてます(笑)。
山北 友希ちゃんのお尻をよく触ってるんですけど、ヒップのラインがマジできれいなんです。誇っていい。
若井 冗談抜きで、音楽的な部分でいうと、自分の曲を書き貯めるだけじゃなくて、楽曲提供もしたいなって思います。去年キャラソンを書いたときに、自分が別の色に染まるのも楽しいと思ったんですよね。今回のシングルを含め、コラボさせていただいたクリエイターの方たちは、いろいろな方向で楽曲提供をしているので、将来的にはそういうふうになれたらいいなと思います。
山北 いつも年始に聞かれる質問だけど、答えた内容を、結局やらなかったってことがめちゃくちゃ多いんです。だから、今年の抱負は言わないことにします(笑)。免許取る、自炊するっていってやらなかったりとか、その場のノリでひねり出してるから、結局やらないっていう。言ったことで満足して有言実行できないタイプだから、目標を口には出さず、年末に達成できたかを考える実験をしてみます。
ただ、思ったことや自分の感情すべてを歌詞に込めるのは好きなので、今年は詞に込めたいですね。自分のバースデーライブで歌う曲を書こうと思ってるので、自分の思いはクリエイティブに込めていこうかなって思います。
芹澤 私は最近クルマを運転するのが楽しいので、運転してる姿とかYouTubeでアップしたいですね。見るのも好きなんです、ドライブ動画。ゆるいドライブしながらのトーク動画とかおもしろいですよね。まだ一緒に乗ってしゃべってくれる相手がみつかってないけど(笑)。
【i☆Risプロフィール】
左から時計回りに茜屋日海夏、山北早紀、芹澤優、久保田未夢、若井友希
‘12年に結成された、山北早紀、芹澤優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢の5人からなる声優アイドルユニットi☆Ris。彼女たち自身をアニメ化し、本人自ら声優を務める劇場版アニメ「i☆Ris the Movie – Full Energy!!」が‘24年初夏に公開予定。その公開に向けて立ち上がった、著名クリエイターとの「全力コラボ企画」第3弾、第4弾として24枚目のシングル「White Lyrical Kingdom/キセキ-ノ-フィラメント」が発売中
<取材・文/森ユースケ 撮影/尾藤能暢 ヘアメイク/門口明加 藤井まどか スタイリング/津野真吾(impiger)>