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「おたくとの今後の取引を停止する」取引先の“きっついカスハラ”に、上司が放った反撃の一言――大反響トップ10

脅しに対して上司が反撃「他社の製品に変更しても構いませんよ」

コールセンター 電話越しからAの「この商品を取り扱っている企業は他にもある! そちらにしてもいいかもしれない」という言葉が聞こえてくる。それに対する、上司の一言に衝撃が走ったと振り返る。 「上司の『それなら、他社の製品に変更していただいて構いませんよ。そうすれば、お互いにいいですよね』というまさかの返答に、Aも驚いて沈黙している様子でした」  上司は冷静に、淡々とこう続ける。 「A様の自由ですよ。私たちもお客様のニーズに合わせて商品を提供するために努力をしていますし、他社に比べても圧倒的なサポート体制が整っていると自負しています。それでも他社と取引をなさりたいのであれば、大変残念ですが、お手続きを進めましょうか」(菅原さんの上司)  Aは返す言葉が見つからず、最終的には謝罪をしたうえで電話を切ったという。それからは、Aからのクレーム電話が掛かってくることはなかった。  菅原さんは「上司の対応にスカッとしました」と笑顔で話してくれた。

コロナ禍で体温計の需要増!欠品に激怒した薬局バイヤー

体温計 医療機器メーカーの営業職である鈴木美優さん(仮名・20代)は、上司とともに、担当する大手ドラッグストア本部で行われる体温計の商談へと向かった。 「コロナ禍真っ只中でした。日本中で体温計の需要が急増し、各メーカーの生産が追い付けない状況だったんです」  ドラッグストアなどから体温計が消え、定価1000円しないはずの商品がフリマアプリでは1万円以上で取引されていた。
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取引先のバイヤーが「他のメーカーに変えてもいいの?」
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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