29歳の女性僧侶が、受刑者に寄り添う“最年少教誨師”になった理由。「常識を常識と思えなかった」不登校時代を経て
希死念慮は「とても意味のある苦悩」
──それでも“死にたい”気持ちで心が侵食されるのは、あまりにもしんどいですよね。
片岡:私が希死念慮を抱くのは、人から与えられた不快感や攻撃に対してのリベンジ意識からです。そういうとき、自殺行為だけが相手にダメージを与える手段と考えてしまう。無意識に首を吊ろうとしている自分がいて、ふと我に返り、思いとどまることの繰り返し。その都度“自分を言い聞かせる作業”をひたすらしています。具体的には「命を賭すべきはどちらか」を問い、「自分を大切に想う人・自分が大切に想う人」を選び取り、蔑ろにする人たちに振り回されない。こうして乗り越えることが、人に対しての布教にも繫がっていく。だからこれは、とても意味のある苦悩だと思えるのです。
宗教は本来、人が幸せになるためにあるもの
―[インタビュー連載『エッジな人々』]―
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