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今年の弥生賞出走馬で‟ディープインパクトを上回る”衝撃のパフォーマンスを見せた馬とは

今週は弥生賞ディープインパクト記念

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日本競馬の至宝ディープインパクト 
写真/橋本健

 2019年にディープインパクトが亡くなり、今年で早5年。何を隠そう筆者はディープインパクトを見て競馬を始めた事もあり、まさにヒーローと呼ぶべき存在でした。そのため、数々の衝撃を与えてくれた彼の最後の衝撃にはとても悲しみました。  そして、翌年の2020年より弥生賞が弥生賞ディープインパクト記念に名称変更。重賞初制覇の舞台であり、その後は無敗で三冠を達成したため「この一戦こそがディープの冠を付すにふさわしい」と決まったとそうです。ちなみに、競走馬の名前を冠したJRA重賞の誕生はセントライト記念、シンザン記念とともに3つ目。それだけ日本競馬界にとって偉大な存在であったことを物語っています。  今回の記事では、大好きなディープインパクトについて筆者の見解も含めて解説していければと思っています。そして、記事の最後にはディープインパクトを超えるかもしれない? 素質馬が今年の弥生賞ディープインパクト記念に出走するため、そちらについても解説していきます。

日本競馬界の至宝ディープインパクトとは

 父サンデーサイレンスは日本で種牡馬となり、一時代を築き上げた歴史的な種牡馬。そして母ウインドインハーヘアはアイルランドで生まれ、ドイツG1のアラルポカルというレースを勝利しています。近親にはミルフォードナシュワンネイエフといった名馬もおり、さらにディープインパクトの兄は後にキタサンブラックの父となるブラックタイド。まさに超がつく良血馬です。
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ディープインパクトの代表産駒の一頭コントレイル

 とはいえ、セレクトセールでの落札価格は7000万で、上場されたサンデーサイレンスの産駒14頭のうち9番目と当時の評価はそこまで高くありませんでした。理由は現役時代もそうであったように小柄だったことが挙げられます。それでも落札した金子氏は「瞳の中に吸い込まれそうな感覚に襲われた」とコメントされており、その衝撃からディープインパクトと名付けたそうです。  新馬戦は武豊騎手が騎乗し、単勝オッズは1.1倍の圧倒的な1番人気に。その支持に応え、レースでは上がり3ハロン33.1秒を記録して4馬身差の圧勝。続く若駒ステークスも9馬身差と大楽勝で、三冠は確実と言われる存在になりました。  まさかのクビ差辛勝となった弥生賞を経て、無敗で挑む皐月賞。G1という事もあり新聞やスポーツニュースでも取り上げられ、筆者もここでディープインパクトの存在を知って競馬の世界へとハマっていきました。レースは落馬寸前の出遅れから始まりましたが、徐々にポジションを押し上げて2馬身半差の差し切り勝ち。武豊騎手が指を1本立てて「まずは一冠」とアピールしたのもかっこよかったですね。  続く日本ダービーは大外から5馬身差をつける圧勝。当時のレースレコードタイとなる2分23秒3を記録しています。そして、秋初戦の神戸新聞杯を制して迎えた菊花賞。京都競馬場には菊花賞の入場動員レコードとなる13万6701人が入場しました。京都に住んでいた筆者は菊花賞を見に行きたかったのですが、当時はまだ高校生だったので自重。「世界のホースマンよ、見てくれ!これが日本近代競馬の結晶だ!」という名実況と共に、見事三冠を達成しました。
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ディープインパクトの最大の強み
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