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セクシー女優とキャバ嬢どちらが稼げる?元女優の現役キャバ嬢が「過去と現在の収入」を暴露

「元セクシー女優」を隠したい理由

たかなし亜妖さん ただ「元女優」というと、別の問題が発生するデメリットが……。 「やっぱり、枕営業してくれるんじゃないか? とお客さんに期待されがちですね。あとは簡単に連れ出せそう、とか……。体の関係をすぐ持てると思われたら困るから、私も顔バレしてない限りは過去を絶対に明かしません。キャバクラで元女優の肩書きは、そんなに有利な方向に働かない気がするので」

キャバ嬢も女優も楽じゃない仕事

 セクシー女優を引退し、キャバクラ一本となったかすみさん。今の生活や自分自身の在り方に満足しているかを尋ねると、彼女は自分なりの考えを語ってくれた。 「月収は全体的に下がっちゃったし、キャバはお酒を飲むだけではなくLINEや電話などの“時間外営業”も多いので大変です。ドレスやヘアメイクの経費もかかるし……思ったより稼げませんよ。全然ラクな仕事じゃないです! でも、それは女優も同じことですよね。人前に出る仕事だから気を遣う部分はまったく変わりません。今はSNSをやらないとセクシー女優も生き残れないから、こっちもこっちで大変。 ただ私は今の生活も嫌いじゃありません。頑張れば飲み屋は稼ぎが青天井だし、何だかんだ忙しくしているのが好きなんです。自分でお客さんに営業をかけるから全ての責任は自分だし……。女優時代はマネージャーに営業もプロデュースもお任せするでしょ? それでイライラすることもあったから、今は全て自己責任っていうのも面白いポイントだと思ってますね。 セクシー業界に未練がないわけではないです。だってやり切って辞めたんじゃなくて、致し方なく身を引いたので。華々しく引退したかったけどそれが叶わなかった分、今のフィールドで精一杯頑張ろうと思います」  月収が減っても、引退を余儀なくされた過去があっても、今の生活への不満が少ないのは良いことだ。もしかすると“大好き”や“大嫌い”よりも、“嫌いじゃない”くらいの方が程よく肩の力が抜け、その仕事を長く続けられるのかもしれない。  物事を全力で頑張り、成果を出すのは理想的だけれども、全員が全員思う通りにいくとは限らない。早めに方向性を変え、今置かれた状況で戦う覚悟を決めたかすみさんは、とても力強い女性だった。 取材・文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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