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料金メーターに穴、知らないおっさんが勝手に乗車…適当すぎる海外のタクシーに仰天

 世界中どの国にも存在するタクシーだが、なかでも外国人から高い評価を受けているのが日本。「ドライバーのホスピタリティは世界一!」と称賛する声もあるらしく、実際に海外でタクシーを利用すると日本のタクシーがいかに優れているか理解できるという。  今から約10年前、大学の卒業旅行でインドを旅した島田重行さん(仮名・32歳)は、現地のタクシーに乗って大きなカルチャーショックを受けたひとり。当時のことは今でも鮮明に覚えているという。
インド タクシー

画像はイメージです

旅行の最終日にタクシーを使うことに

「当時のインドタクシーの主流は、軽自動車サイズのアンバサダーって車種。全体的に丸みを帯びたデザインで、初めて見た時はクラシックカーかと思いました」  現地では節約のためにタクシーの利用は控えていたとのこと。しかし、物価の安さも手伝って思った以上にお金が残ったため、最後に滞在したインド東部の大都市コルカタでは、空港に向かうのにタクシーに使うことにしたそうだ。  島田さんは現地のバックパッカー向け安宿街として有名なサダルストリートに滞在していたが、ここは旅行者の間で料金をふっかけてくるタクシーが多いことで有名なエリア。今ならタクシー配車アプリでの決済でそうしたトラブルもほぼなくなっているが、当時はそんな便利な代物がない時代。そのため、少し離れた場所まで移動してタクシーを捕まえることに。

料金メーターに穴が開いていた…

 とはいえ、空港までの距離を考えるとチェックインの締切までギリギリの状況。そのため、選んでいる余裕がなく、近くに停まっていたタクシーに近付いたそうだ。 「ボラれないようにメーターを使ってほしいと頼みましたが、『壊れてるから無理だ』って指差して言うんです。メーターらしきモノはあるんですけど、モニター部分に穴が開いてて、確かに壊れてる(笑)。結局、そこから料金交渉になったのですが、時間がないので途中で諦め500ルピー(約900円)。当時の相場よりも高い金額でボラれたぁ、って内心メチャクチャ悔しがってたのを思い出します。よくよく考えると、20㎞の距離でこの料金だから日本の感覚で言えば全然良心的なんですけどね」  ところが、運転手はなぜか料金を前払いで要求。インドでもタクシーは基本的に後払いなので冷静に考えればおかしいが、「まあ、インドだしな」となぜか納得してしまった島田さん。すると、渡した500ルピーを握りしめて運転手が向かったのはガソリンスタンド。なんと給油を始めたのだ。
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助手席に運転手の友達が乗ってきて…
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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