宝達志水町や羽咋市エリアの状況と店舗紹介
羽咋市にある「道の駅のと千里浜」のサンドアート(砂像)。筆者撮影
宝達志水町のなかでもっとも被害を受けた柳瀬地区は、道路の損傷や家屋倒壊など深刻な状況が続いているため足を運ぶのは控えておきたい。ただ、それ以外の地区では平常通り店や宿泊施設なども営業しているため、観光も楽しめる環境。
宝達志水町の人気老舗店「志お食堂」のオムライス。写真の奥はプラス100円のボリューミーな大。筆者撮影
大阪の元祖オムライスの店「北極星」の創業者の出身地であるということから「オムライスの町」としてプロモーション活動を展開してきた宝達志水町の人気老舗店が「
志お食堂」。絶品なのに、オムライスは600円とリーズナブルな価格なのも魅力的だ。
応援サポートハウス「おばちゃんち」(宝達志水町)。筆者撮影
学校へ行きづらい子どもたちが集う応援サポートハウス「
おばちゃんち」には、震災後も多くの人が集う。多くの子どもたちが集まって騒ぐなどし、地震のストレスを吐き出していた。こちらの「パンダ焼き」は種類も多く、あんこやカスタード、たまごサンドなどもある。
応援サポートハウス「おばちゃんち」のパンダ焼き(宝達志水町)。筆者撮影
羽咋市にある「
道の駅のと千里浜」周辺も、観光が楽しめる状況だ。こちらでは、食材から製造まですべて石川県の「紅はるかチップス」や「れんこんチップス」のほか、能登産天然イノシシを使った「のととしカレー」などバラエティ豊かな商品を販売(※品薄状態・在庫がない場合もあり)している。迫力のあるサンドアート(砂像)も見応え抜群。
羽咋市の「道の駅のと千里浜」で販売されている「紅はるかチップス」や「れんこんチップス」(※品薄状態・在庫がない場合もあり)。筆者撮影
金沢市や加賀市に在住の方によると、地震の影響は少なかったとされるエリア。店や宿泊施設、企業なども通常通り営業していて観光も楽しめる環境だ。
おいしい料理を食べながら昭和レトロが存分に楽しめる「アサヒ軒」(加賀市)。筆者撮影
加賀市にある「アサヒ軒」の中華そば(昔ながらのしょうゆラーメン)。筆者撮影
温泉が有名な加賀市には、昭和レトロな雰囲気漂う看板やポスターが店内を彩る「
アサヒ軒」がある。昭和気分を存分に楽しみながら味わう中華そば(昔ながらのしょうゆラーメン)は、とてもおいしい。オムライスやフライメン、うま煮そばなどメニューも豊富な人気店。
店舗面積1.5坪(たたみ3畳)のケーキ屋「No5 Paris」(加賀市)。筆者撮影
「No5 Paris」(加賀市)で購入したケーキ。筆者撮影
そして「アサヒ軒」のすぐ近くには、もしかしたら世界一小さいかもしれない、店舗面積1.5坪(たたみ3畳)のケーキ屋「
No5 Paris」もある。オシャレな店舗の冷蔵ケースには、この道ウン十年のパティシエが腕をふるった美しいフォルムのケーキが並ぶ。とくにおいしかったのは、甘すぎないカスタードクリームとフルーツの相性が抜群のタルトケーキ。
金沢駅は2月下旬には震災前と変わらないにぎわいぶりで、人の往来も多い印象だった。金沢の伝統芸能「能楽」で使用する鼓をモチーフにした「鼓門(つづみもん)」も変わらず兼六園口(東口)にある。日没から深夜0時までライトアップされ、フォトスポットとして人気。
金沢駅から車で15分ほどの距離にあるラーメン屋「むてっぽう」の塩ラーメン。筆者撮影
そんな金沢駅から車で15分ほどの距離にある「むてっぽう」というラーメン店も、おいしくて人気がある。塩ラーメンも醤油ラーメンもどちらもとてもおいしく、明るくて元気なスタッフが対応してくれる、雰囲気も抜群のお店だった。