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“ぶつかりおじさん”の恐怖。妊娠中の現役グラドルが危険タックルを受けて…

ぶつかりおじさんの意外な正体が判明

男性の後ろ姿「じつは、ぶつかりおじさんは幼馴染のお父さんだったんです。久々に幼馴染に再会してインスタを相互フォローしたんです。それでストーリーを見ていたら家族で外食している様子が出てきたんですが、あのぶつかりおじさんなんです。あんな独特な髪型の人はなかなかいませんもん」  もちろん友人に伝えることはできず「一生胸にしまっておく」と話すマミさんだが、「あながちネットの情報も間違ってないかもしれない」という。 「幼馴染の家って、すごく裕福なんですよ。インスタも今っぽい言い方をすると、“実家が太い”自慢のアカウントなんです(笑)。確か、大手企業の役員だったはずなので、相当ストレスも溜まっているのかな。おじさんも立場ある人だから、通報される前に止められるといいですけどね」

妊婦に対しても容赦なく危険タックル

 じつは筆者(吉沢さりぃ)もぶつかりおじさんの被害に遭ったことがあるのだ。あれは去年の6月。出産予定日の1ヶ月ぐらい前で完全に身重だったが、保育園の見学に行った帰りに、早く歩きたくても歩けず、のそのそと歩いていた。  すると、前方からいかにも機嫌の悪そうなおじさんが向かってくる。「あぁ、なんだか嫌だな、あのオヤジとすれ違うのは」と直感で思った。  とはいえ、どこからどう見ても「THE・妊婦」である私に、さすがにぶつかってこないはず。そして、念のため、道の端っこに寄っていたのに……。次の瞬間である。 「どん!」  おじさんは半身になって、思いっきり筆者にぶつかってきたのだ。  道の幅は2メートルほどあって、混雑していたわけでもない。「たまたま」ではないことは明白だ。  筆者は“こんな時期(妊娠中)に何してくれるんだ!”と、ついカッとなり「おい!」と大声を上げた。  が、ぶつかりおじさんは無視する。「待てよ!」といっても無視される。  少し後ろにいたおばさんが駆け寄り「あんな危ない人に文句なんて言わないほうがいいわよ!赤ちゃんがいるのに転ばされなかっただけよかったわよ!」と、筆者を慰めてくれたのだ。  妊婦を嫌がる人というのが世の中には一定数いるので、あのおじさんも妊婦嫌いだったのか、それともストレス発散だったのかよくわからないが、今思い出しても頭にくる。  ぶつかりおじさんはなにがしたいのか。なんのためにぶつかるのか。完全に意味不明だが、他人にぶつかるという迷惑行為以外の趣味でも見つかればいいのになと思う。 <取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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