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「謝罪の手紙を賞状みたいに飾っている」クレームがやめられない37歳男性。学生同士の微笑ましい一幕にも“正義の制裁”

クレームをつける理由は?

 クレームをつけるのは、「正当な理由で人に怒りをぶつける興奮状態が忘れられないから」という。そのため怒りの沸点はどんどん低くなっていき、今では「クレームの機会」を自ら探しているらしい。 「あるとき、納豆を覆う半透明のフィルムの端が焦げていて、メーカーにクレームを入れました。再発防止を約束してくれたのに、ほどなくして、またもフィルムが焦げていた。2度目は許されません。きつく叱ってやりましたよ。これまで以上に慇懃な謝罪の手紙は誇らしく、賞状みたいに部屋に飾っています。3度目を期待し、納豆を食べるときは、必ずフィルムを隅々までチェックしてしまいます」  SNSにクレームを書き込もうかと考えているという市川さん。 「踏みとどまっていますが、いつまで耐えられるのか」  怒りという興奮状態に依存している市川さん。解放される日は来るのだろうか。 取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/杉原洋平
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