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ロンドン五輪は選手に語らせない!? 厳しすぎるソーシャルメディア利用制約案が話題に

「開会式なう」。オリンピック出場選手が、Twitterへ画像付きの投稿をリアルタイムで行い、会場の舞台裏や雰囲気を伝えてくれた2010年バンクーバー五輪。あれから2年。今年7月から開催されるロンドン五輪では、そんな楽しみ方ができなくなるかもしれない。

 イギリスの新聞「TheGuardian」4月13日の記事によると、選手だけでなく観客に対しても、ソーシャルメディアの利用について、厳しい制約が課せられることになるという。まず、選手に対しては、「選手村内で撮影した写真や動画の投稿禁止」、「試合に関連する投稿禁止」、「オフィシャルスポンサー以外の製品についての投稿禁止」など、厳しい内容になっている。観客については、写真や動画はもちろん、自分自身を撮影した写真すらも規約違反になる可能性が高いという。

 さらに、オフィシャルスポンサー以外の企業や商店等への制約は、「やりすぎ」「どうやって規制するんだ」と大きな反響を呼んでいる。その内容とは、「Olympics」という言葉、および「London」「medals」「summer」「gold」「silver」「bronze」などの言葉を2つ以上組み合わせての宣伝を禁止するというものだ。

 これだけの制約が実施されるとなると、少々窮屈な気もする。そこで、バンクーバー五輪のとき、選手たちはソーシャルメディアにどの様な投稿をしていたのか、振り返ってみよう。

 投稿をしていたのは、主にアメリカとカナダの選手。Twitterでは、本人確認された選手のアカウントがリスト化され、Facebookでも、選手たちからの投稿がオリンピック公式ページに集約されるなど、国際オリンピック委員会による積極的なソーシャルメディアの活用が目立った。

 開会式の入場前の選手の様子や、目の前で聖火がともる瞬間など、放送では見られない臨場感ある投稿や、選手村での食事風景など、選手たちの様子が舞台裏までリアルタイムで知ることができた。ロンドン五輪では、これらの楽しみ方が出来なくなるかもしれないと考えると、少々寂しい。まだ正式決定ではないという今回の報道だが、はたしてどうなるのだろうか?

◆参考リンク
Olympics 2012: branding ‘police’ to protect sponsors’ exclusive rights」(4月13日 the gurdian)

<文/林健太>




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