いきなり「局部写真」を送ってくる男性が
このアプリを始めたとき、私がプロフィール欄に「背が高くてブロンドでアソコがでかい人がいい」みたいなことを書いていたからでしょうか。
「俺のどう?」と言わんばかりにいきなりアソコの写真を送ってくる人がめちゃくちゃ多かったです。このアプリは課金するとマッチしなくても相手にメッセージや写真を送ることができます。しかも写真は一度表示されると数秒後に消えて二度と表示できなくなるうえ、アプリ全体がスクリーンショットできない仕様になっています。ヌード写真の交換に優れたアプリと言えますね。そのためか、いきなり写真を送ってくる人も多く、ほんの数日のうちに10本以上見たのではないでしょうか。
中には40代の男性もいて、「
一回り以上年下の相手にいきなりアソコを送るなんてどんな神経してるんだろう(しかも大したことないし(笑))」と思っていました。40代女性が20代の男性にいきなり局部の写真を送ったら頭のおかしい人なのに、その逆は成立する(していませんが)のが解せません。
なおイギリスの名誉のために付け足しておくと、イギリスではオンライン安全法が制定され、相手の同意なしにヌードの写真を送り付けることは法律で禁止されています。Pureでも同意していないのにヌード写真を送られた場合、運営に通報することができるようになっています。
日本には今でも「女性は料理が得意でなければならない」という空気があると思います。たとえ口にはしなくても、相手が“手料理”(って気持ち悪い言葉ですね)を期待しているのがなんとなく伝わってくることはよくありました。
こちらではむしろ男性が料理上手であることをアピールしている印象があります。アプリのプロフィール欄に「君のために料理するよ」と書いている人も多いですし、長くデートしているイギリス人男性もいつも自宅で手料理を振る舞ってくれます。しかもそのクオリティが高く、とんかつなどの難易度の高い料理も作ってくれます。世界の一大事を左右するような仕事をしている男性ですらディナデートのために進んで料理をしてくれます。日本人男性ももっと頑張ってほしいですね。
私もロンドンで暮らし始めた当初はアピールポイントになるのかなと思って「料理するの好きだし、作ってあげるよ」という感じを出していたのですが、いまいちアピールできている気がしませんでした。
むしろ料理をしたり、相手の部屋の掃除をしたりするというのは、する方もされる方も男女ともに自立していないと思われる、というのが私の抱いている印象です。
かといってヨーロッパは男女平等!と言いたいわけでもありません。
日本にいたときはヨーロッパは男女平等だから賃金格差も小さく、デートも割り勘、と聞いていましたが、実際にはみんな奢ってくれます。
国立大学を卒業後、出版社など勤務を経て現在はロンドンの某シンクタンク系企業に勤務。旺盛な好奇心で現地の人たちと国際交流を図っている
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