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4月末で廃止になる“世界で唯一の公共交通機関”に乗ってみた「遊園地のアトラクションに乗った気分」

車両は広島市が保存・展示する可能性も

スカイレール

この日はあいにくの曇り空だったが、遠くの山々まで一望できた

 みどり中央駅周辺は住宅街で特に見る場所もなかったため、みどり口駅に戻ることに。ただし、少し時間に余裕があったので歩いて降りることに。みどり中央駅からはレール下に階段が続き、100mほど降りると公園がある。
スカイレール

途中には古代遺跡のような雰囲気の公園もあった

 ここは地域でもっとも大きな中央公園で石の壁や柱が規則的に並び、ほかにもストーンサークルのような場所もある。どこか遺跡のような雰囲気を漂わせて面白い。公園からも周囲の山々がよく見えるため、歩いているだけでも気持ちいい。
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みどり中央駅の降車口

 公園を過ぎると約300mでみどり中街駅に到着。疲れてしまったので同駅からはスカイレールにで戻ったが、ヨソ者の筆者にとっては遊園地やテーマパークのアトラクションにでも乗った気分だ。
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みどり中央駅の改札口

 開業から26年での廃止は、短い気もするが採算が取れない以上は仕方ない。二度と乗れる機会が訪れないのは悲しいものだが……。
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ロープウェイの山頂駅っぽい雰囲気のみどり中央駅

 なお、運営会社のスカイレールサービスは、4月19日に車両の保存・展示に関する要望書を広島市に提出。現時点ではどうなるかは不明だが、世界唯一の資料価値の高い乗り物だけに何かしらの形で残してもらえることを祈りたい。 <TEXT/高島昌俊>
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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