ライフ

部屋に入ると大量の下着や写真が…束縛が激しすぎる彼女の兄の“正体”に戦慄

恋人を束縛する謎の男

写真はイメージです

 子供の頃からの“当たり前”や“固定観念”は、無意識のうちに真実を捻じ曲げてしまうこともあるようだ。けれどキッカケさえあれば、西田博光さん(仮名・24歳)の彼女S子さん(20歳)のように真実を知り、対処できることもあるかもしれない。  西田さんは勤務先の職場で派遣社員として働いていたS子さんと関わることが多く、だんだんと打ち解けていったのだとか。おとなしく、あまり職場の人たちとも打ち解ける様子がないS子さんだったが、西田さんに対しては違っていた。 「職場の人たちは明るく積極的な人が多いのですが、僕はそういうのが苦手なタイプ。人とのコミュニケーションが苦手という部分に親近感を抱いたようです。同じアニメや曲が好きなこともあり、すぐに付き合いはじめました」  ただ、S子さんのスマホが頻繁に鳴るなど、付き合いはじめてすぐの頃から違和感が。また、そのLINEや電話に異常なぐらい即座に対応するS子さんに対し、違和感は積み重なるばかり。 「S子は最初から、相手は兄だと言っていました。でも最初の頃は、浮気や元カレと切れていないのかと疑ったりしていたのです。けれどある日、僕の部屋に遊びに来ていたS子がうたた寝をしてしまったとき、ふいにスマホを覗いてしまいました」  そして、その内容に驚愕する。「最近、帰りが遅い」「帰宅が遅れるときは連絡しろ」など、どれもこれもS子さんを縛りつけるような内容。しかも、20歳を過ぎた妹へ宛てたものではなく、S子さんを女性として意識しているような文面だった。 「衝撃を受けているとS子が目を覚ましたので、正直にスマホを見てしまったことを話し、お兄さんのことについて尋ねてみたのです。すると、『頼りがいのある、やさしすぎるぐらいの兄』そして『いつものこと』だと言い、本心からそう思っている様子でした」

兄に恋人の存在を打ち明けられない?

 兄からのLINEを見てドン引きしましたが、S子さんが包み隠さず曝け出してくれたことで絆は深まり、その後も交際を継続。兄からの外泊禁止や夜21時までの帰宅も守りながら1年が過ぎた頃、S子さんから相談があった。 「S子は、『ヒロを家族に紹介したい。兄にはどうしてもヒロのことが言い出せず、友達と会ったり遊んだりしていることになっていた。このまま隠し続けるのは嫌なので、きちんと話したい』と言われ、レストランで食事会を開くことになったのです」  S子さんが、兄や両親に「大切な話がある」とだけ伝えていたため、西田さんが遅れて登場したときには一同が目を丸くして驚いた。とくに兄の驚きはものすごく、グラスを持つ手が震えるなど怒りに満ちていて、食事中は常に西田さんを睨んでくるという始末。 「会話をしていても、常に揚げ足をとろうとしてくるのです。さすがにその食事会では表立っては何も言ってきませんでしたが、連絡先を聞かれました。そしてその日以降、お兄さんから昼夜問わず頻繁に電話がかかってくるようになったのです」
次のページ
調査会社が出した結論は?
1
2
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ