「支店長と副支店長が、ラブホから出てきた姿を激写」不倫がバレた銀行員たちの顛末
いつの時代にも、職場恋愛は絶えない。
筆者(綾部まと)は新卒でメガバンクに入行し、地方や都内の営業店で法人営業を経験した。そこで数々の行内恋愛を目にしてきた。
あることがきっかけで上司の不倫が発覚したと、新入行員のAさんは語る。
「急いでいる案件があり、決裁をもらうために上司を探していた時のことです。オフィスから少し離れた廊下で、リテールの女性行員が彼に茶封筒を渡している姿を目撃しました。僕の視線に気付くと、二人とも『しまった』という表情を浮かべました」
銀行で使用される封筒には、必ずロゴマークが入っている。その茶封筒は無地だったので、余計に違和感を覚えたという。当時は業務に忙殺され、うやむやにしたまま日々を過ごしていたが……。
「数週間後に、女性行員が退職することになりました。後を追うように、上司も異動。銀行では異動日が決まっているのですが、あまりに急な辞令で、誰もが驚いていました」
Aさんは後に、女性行員が出産したとの噂を同期から聞いた。「相手、誰か知ってる?」という同期に首を振ると、「Aの元上司だよ」と返されて驚いたらしい。
「上司はお子さんもいたのですが、離婚して彼女と結婚したみたいです。あの封筒の件があったから納得しましたが、他は『リテールとの帯同が多いな』と思うくらいでしたね」
リテールと帯同してくれる上司は稀なので、当時はありがたいと感じていたとのこと。「上司は法人だけでなくリテールの目標にも熱心で、尊敬していたんですが……そういう理由だったんですね」と肩を落としていた。
銀行では、店内恋愛は禁止である。会社の風土が「懇意な仲になると、お金の融通をしてしまうのでは」と疑う性悪説だからだ。そのため、片方が異動して別の店に行ってから「実は付き合っています。交際時期は、もちろん異動してからです!」とバレバレの嘘をつく者が多い。
つまり、体裁だけが整っていれば良い。しかし、いくら禁止をされていても恋に落ち、周りが見えなくなる者もいる。今回はメガバンクにおける「不倫がバレた瞬間」をご紹介する。
①茶封筒を店内で手渡し
中身は「妊娠関係の書類」
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ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
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