恋愛・結婚

「支店長と副支店長が、ラブホから出てきた姿を激写」不倫がバレた銀行員たちの顛末

②飲み会に、二人揃って遅れて来る

飲み会恋は、何歳になっても落ちるものだ。年功序列の銀行では、年齢と共に役職も上がる。しかし恋は、責任ある立場であることを忘れさせてしまうことも。 「リテールや外為の女性行員と、法人部門の男性行員の組み合わせは、よくあります。でも最近、支店長と副支店長がダブル不倫していたことが発覚しました」 支店の歓送迎会には、支店長と副支店長は必ず参加することになっている。日程調整も、まず支店長と副支店長の都合が優先される。残りの行員はかつてのように参加が必須ではないので、出欠状況はまばらだ。 「次課長や行員が急な対応で飲み会に遅れることは、たまにあります。でも、支店長と副支店長が遅れることは、他店ではあまり見られません。銀行では、遅刻はご法度ですからね」 ただでさえ遅れることが少ないはずの二人だが、よく飲み会に遅れて来たのだという。しかも同じタイミングなので、Aを始めとした行員たちは不審に思っていた。

ラブホから出てくる瞬間を激写されて……

「店の先輩が、支店長と副支店長のラブホから出てくる瞬間を激写しました。その写真を本部に送って、一発アウト。本部では、行員同士のメールをのぞける部署があるんです。彼らは会社ドメインのメールを使ってやり取りをしていたみたいなので、言い逃れができませんでした」 しかし、店内では、二人を憐れむ声も多かったのだという。 「確かに飲み会に遅れて来ることは多々ありましたし、不倫はいけないことです。でも二人とも仕事もできましたし、いつも機嫌が良かったんです」 Aさんも実際に何か迷惑をかけられたわけじゃないので、先輩のタレコミを『そこまでしなくても』と感じたという。しかし、行内恋愛と不倫は異様なほどに毛嫌いをする行員が、一定数いるのだとか。

プライベートでも「リスク管理能力」が試される

銀行の出世は椅子取りゲームなので、自分より上の立場の人間を蹴落とそうとする風習が強い。そのため新入行員、パートタイム、派遣スタッフについての通報は少ないらしい。昇進すると、プライベートでも「リスク管理能力」が試されるのだろう。仕事柄、外に出会いを求めにくいかもしれないが、羽を伸ばすのは銀行外にした方が、安全なのかもしれない。 <文/綾部まと>
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
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